即実行!『英文履歴書』を作る前に絶対すべきこと
コーチングを受ける前に、お問い合わせで度々あるのが「英文の履歴書を作成してもらえませんか?」です。海外転職には欠かせないものですね。
20年間、リクルーターとして1万を超える履歴書を見てきましたので、
これ本当の話で、
相当『英文履歴書』を見る目は超えているし、
作成だってちょちょいのちょいです。と言いたいところですが、
実は、その方をよく知らないで『英文履歴書』を作ることってかなり難しいのです。
『英文履歴書』を作ってくれるプロは沢山います。
私もその昔、初めて『英文履歴書』を作る時にお願いしたことがあります。
ただ、実はそれがうまくいかなったのを覚えています。
イギリス留学から戻っても英文履歴書に落とし込む英文が上手く書けず、そこで英文履歴書作成のプロに頼んだのですが、結果、確かに見た目には綺麗になったけど、何が問題だったかというと、自分の中でしっくりとこなかったんですよね。
うわべだけの履歴書になった気がしました。
グラマーは良くなったけど、恐らくその『英文履歴書』作成のプロはあまり私のヒアリングをしてくれないままで作成したのだと思います。
随分昔のことなので、あまり記憶にないのですが、恐らく英語ネイティブの人だったのですが、英語で自分がしてきたことをその人に上手く伝えられなかったんです。
因みにその時の私の社会人としての実務経験は3年位でした。
私自身が、自分がしてきたことをよく理解していない状況で、それを履歴書作成のプロにお願いしてもその人に上手く自分がしてきたこと、していることを伝えられなければ素晴らしい履歴書は出来ませんよね。
では、”素晴らしい英文履歴書とは? どんなものでしょうか?
因みに見た目も大事ですが、大袈裟に色を何種類も使ったりする必要はありません。ただ、ワードでベタ打ちのような方もいますのでそれは論外です。
もう一度よく考えていただきたいのは、相手のことを考える。
相手とは、履歴書を見る人=採用をしたいと考えている企業の担当者です。書類選考に通る履歴書、面接へ進むことが出来る履歴書を作るには、うわべだけの経験を並べているだけでは書類選考で落とされ続けます。
私がリクルーターの時には、登録者へ『英文履歴書』の書き方のテンプレをお渡ししてアドバイスをしたりもしていましたが、そもそもリクルーターの役割は履歴書作成ではないので、1人1人の履歴書作成にかけられる時間にも限りがありました。
今は、海外転職を目指す方へ1対1でコーチングをしていますから、『英文履歴書』作成の前のとても大事な事に時間をかけることができています。
『英文履歴書』を作成する前に私がコーチングでクライアントさんとやっていく作業で大事なことは、『キャリアの棚卸』です。
『キャリアの棚卸』の作業をすることで客観的に自分がしてきた1日、1週間、月毎、四半期、年間の仕事が見えてきます。
それを元に自分でしてきた好きな事・苦手な事、得意な事、得意ではないことが見えてきます。
『キャリアの棚卸』で自分がしてきたことをもう一度細かく把握をし、
好きな事、
苦手な仕事、
得意な事、
得意ではないこと、
成功したこと、
失敗したこと、
そこから何を得て、
何を学んで、
どのように克服したか。
ここがきちんと見えてくると英文履歴書を作るのは簡単です。そして、面接でもスムーズに今までしてきたことを聞かれてクリアに受け答えができるようになります。
最後にもう一度言います!
海外転職。”勝つ”履歴書作りがとても大事です。ここは適当に簡単に軽く考えて急いで作ってどんどん応募していくではなく、今までの経験をしっかりと振り返って作成をしないと、実際の応募の時に”外れる”履歴書を作っても前に進みません。
それでは、皆さん時間のある時にじっくりと『英文履歴書』を作りこんでいってくださいね。
私のコーチングでは、自己分析・キャリアの棚卸・転職軸・人生の軸をしっかりとタスクとしてやり、履歴書等の書類作成へと進んでいきます。