あなたの【転職軸】って、はっきりとしていますか?
日本はGWも明けましたが、皆さんどう過ごされましたか?
旅行に行かれた方、実家に帰られた方、のんびりと過ごされた方色々だと思います。
私のクライアントの方数名から「海外転職へ向けてGW中に何をすれば良いですか?」という質問もあり、私が開いているコミュニティーでお話をした時に、皆さん”語学力のブラッシュアップ”や、”目指している国へ移住したつもりで旅行”や”日本国内で海外や外国人と繋がるコミュニティーに参加”など色々と計画をお話いただきました。
さて、今回は、【転職軸】につき話をさせて頂きます。
【転職軸とは?】
一言で言うとキャリアにおける”ゆずれないこと”だと私は考えています。
初めて仕事に就く場合の【就職軸】は、まだ社会人経験がないと中々一人で決めるのは難しく、入社した理由を聞くと、「大学の教授に勧められたから」、「地場の大手の会社で親戚が勤めているから」「安定した仕事だと思うから」など家族など周りの要素が会社を選ぶ理由が大きな割合を占めているようです。
正直、私も同じような考えを持っていました。それが、イギリスへ留学をした後、日本へ戻ったら私の中ではっきりとした就職軸が出来ていたのです。それは、
「英語を使った仕事」
「海外に支店がある会社」
「事務職よりも人と会う仕事」
そしてお金を貯めていつかはイギリスへ行きたかったので、給与が良い、福利厚生がしっかりとしている、会社の寮がある会社に入りました。
その後に香港へ転職するわけですが、その時には、勢いで仕事を探したためか、本当にこれが自分の仕事だと思えるようになったのも5年後で、その後、2度転職をする中で、やっと明確に私の【転職軸】がわかるようになりました。
最初は就労ビザを取るためにスポンサーになってくれる会社を探すには、自分のスキル、経験だけではなく、会社の状況なども見られます。
明確なことは、
会社の規模
今まで外国人を採用してきたか?
現地の人で募集をしたにも関らず、外から採用するのは何故なのか?
などが大きなポイントになっていました。
もちろんビザの種類、国の状況にもよりますので、一概にはこれらのことが絶対とは言えません。そういうわけで、ビザの事もあり、最初の香港転職は大手日系の銀行へ転職をしました。
その後、アメリカ人が経営するイベントの会社では多国籍な環境で出張も多くあり、何よりも英語だけを使った仕事が出来たわけです。ただ、段々とそれが私の中で”自分の強みは何なのか?” ”自分の強みを十分に活かせていないのではないか?”と思うようになってきました。
それから縁あって人材紹介業に戻るわけですが、その時の【転職軸】はとても明確でした。
より多くの人と接することが出来る仕事
日本語と英語の語学の強みだけではなく、日本と香港の商習慣を理解し、仕事が出来ること
そして、上に上がっていきたい。将来的には会社の責任者として仕事をしていきたい。
この3つでした。それがアメリカに移住してくる前に16年間勤めた会社です。
では、【転職軸をどう決めていくか?】
先ずは、その譲れない点をリストアップ
いきなり、転職軸をリストアップと言っても難しい場合には、“譲れない”、“やりたいこと”だけをリストアップではなく、“やりたくない”、“出来ないこと”を並行してリストアップしていくことです。
例えば項目として、
職種・業種
仕事内容
収入、福利厚生
国や都市
昇給、昇格、異動(海外転勤など)
会社の規模や経営方針
職場の雰囲気
これらに加えて海外で転職活動をしていく際には、
“就労ビザのサポートがある”
“就労ビザを取れるだけの会社の体力がある”
は外せない【転職軸】の一つになると思います。
これをするには、自分のことを深く理解する、客観的に見る自己分析や今までのキャリアを深堀して自分のキャリアを深く理解するキャリアの棚卸が有功です。
自己分析の定義は、【Can・Want・Must】だと言われています。この3つを念頭に置いてリストアップしていくと良いと思います。
私のコーチングでは、
自己分析をする
キャリアの棚卸をする
転職軸を決める
そして、その後に、自分で決めた転職軸が、海外転職へ繋げることが出来るのか?をリサーチし、国選びをしていきます。
どうですか? あなたの【転職軸】ははっきりとしていますか?