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子供の腰は座って育てる

夏休み。
食べて太陽浴びてれば育つんじゃないか?と思うほど
子どもたちの背がにょきにょき伸びてきます。

子どものからだ育てで一番大切なところはどこか、と聞かれたら
私は脳よりも骨盤、腰を育てることだと答えるでしょう。

なぜ骨盤なのか?
それは体の土台だからです。
骨盤が小さいままだと上に乗るものが不安定になります。
不安定だからじっとしていられない、
じっと座っていられない。
一つのことに集中できない。
気持ちが落ち着かないでそわそわする。
自分の行動に責任が持てない。

腰が育っていないだけなのに、
発達障害と勘違いされて
投薬治療なんてさせられたら
本当にかわいそうです。

当然、土台が小さければ
頭も体の上に乗せられないので
頭が前に出る。
頭が前に出ると首が緊張するから
自律神経が乱れたり、
顎関節がずれて開かなくなったり、歯並びがガタガタになったり、
顎の筋肉が使えなくなってポカン口になったり。

腰が育たないことで起こる弊害はあまりにも大きいのです。

腰は座り方で育ちます。
どんなにいいものを食べていても、
座り方がアウトだったら育ちません。

腰を立てて座りましょう。
そのためにはソファはムリです。
ソファでご飯を食べたり、生活するのはやめましょう。
子どもの頃からずっとソファで生活してきた
20代の女子に会ったことがありますが、
腰が寝たままなので、すごい猫背で、
万年腰痛&ひどい生理痛でした。

床と椅子では床のほうが腰を立てるのは大変です。
床で腰を立てるのには正坐しかありませんが、
正坐も腰は丸められるので、正坐ならいい、というわけではありません。
そういう意味では椅子でも腰は丸められますが、椅子のほうがまだ立てやすいと思います。

長い間子どもの姿勢も見てきましたが、
残念ながら姿勢の悪い子は床の生活でした。
もし、床の生活をしていて家族みんな姿勢が悪いのだったら、
家族で相談して椅子の生活スタイルに変更することをおすすめすることがよくあります。

腰を立てるために必要なのは筋力ではありません。
「意志」です。

腰が立てられる子になるための生活のヒントとしては、

・いつまでもスリングなどで丸めて育てない
・先回りして注意しない
・やってあげすぎない
・親の言うことを聞いた時にほめるよりも、自分で考えて行動できたことをほめる
・小さくても一家の中のひとつの柱として役割を持たせる
・いただきます、ごちそうさま、こんにちは、ありがとうなど、挨拶の言葉は腰を立てた状態とセットで教える

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