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旦那さんは私のことをバカだと思っている
SMAPが解散したことを知らなかった。
2017年2月
美容室ではじめてその話を聞いた。
知らなかったことにすごく驚かれてしまったので、その話を旦那さんにしてみた。
「SMAPって解散したんやって。知らんかったわ。」
旦那さんは目を丸くして
「そんな国民的関心事、今まで知らんかったことに驚くわ。」
へぇー。
そんな大事なことやったんや。
知らんかったわ。
それ以来、旦那さんは私のことをおバカさんだと思っている。
それが、このコロナ関係で少し変わった気がする。
ちゃんと言ってることを聞いてくれるようになった。
専業主婦をやってると、お仕事をしてるよりは日中ニュースに触れる時間がある。
ワイドショーは見ないので、ほぼネットからのニュースになるけど、最近は自治体もTwitterやLINEで配信してくれるので、地域の細かいニュースまで見ることができるようになった。
例えば、住んでいる自治体では何日から特別給付金の手続きが始まるとか、どんな事業が緩和されてて何ができるようになったとか。
そういう地域の細かいことは私の担当だ。
ついでに全国ニュースや海外のニュース、経済ニュース、生活関係の発信、コラム等々見ることになる。
私をバカだと思ってる旦那さんは、最初は不安だったようだ。
「それ、ほんま?ワイドショーとかで騙されてない?」
いやいや、ワイドショー見ないから。
で、自分でもニュースを確認して「ほんまやなぁ」
どんだけバカだと思われてるんだか…。
「ニュースで○○って出てたよ」になんで確認がいるのかと思っていた。
あぁ。SMAPの件かな。
原因がわかるだけになんにも言えない。
当時もニュースは見てたけど、今ほど内容は見てなくて、気になるものだけ拾い読みする程度。
たまたまSMAPに興味がなかったから見落としていたのだ。
もともと芸能人がどうしたとか、あんまり興味がないからしょうがない。
ニュースに関する情報収集能力?を一応認めてくれたっぽいのと、なるべく出社しないという会社の方針で家にいることが多くなってきたこともあって、ニュースネタで旦那さんと話をすることが増えた。
アベノマスクの話をしていたとき、旦那さんは「意味もあるし、いま必要なことだ」私は「意味はあるけど優先順位が違うんじゃないか」となり、自分の考えることを旦那さんに伝えるという作業をしてみた。
結局、マスクに関しては、時期的に悪くはないだろうし、これだけ市場にマスクがない状態を政府が放置してしてしまうことの方が問題(そのときはほんとにマスクが足りなかったしこんなに配布が遅くなるとは思ってなかった)
布であろうと何であろうと、あるものを配るという姿勢は評価されてもよいのではないか。
その他のこと(医療とか介護施設への専用マスクの配布とか補助金とか)と平行するのも大事だよね(無理やりねじ込み)。
ということで双方納得したのだけれど。
その過程で、どうやらまたおバカさん認定をされてしまったようだ。
「マスク配布の必要性」についてだけ捉えると必要なことだ。で終わってしまうじゃないか。
あなたが言っていることは十分理解しているけれど、それを踏まえた上でさらにあんなことも、こんなこともそんな可能性もあるのに、それはほっといていいの?順番が違うんじゃないの?
と、言いたかったのだけれど通じなかった。
旦那さんにしてみたらアベノマスクの有効性と時期という話をしていて、その他のことも大事なことなのは十分承知だけど、いまそれ話してないでしょ?
みたいな感じなんだと思う。
いや、だから、私は「その他のもの」との関連性でこの時期が本当によかったのかについて、優先順位の話をしてるよね。と言っても伝わらない。
最初から必要性はお互いわかってるじゃないか。
私があなたと話したいのはそこじゃないんだけど。
自分が話したいと思っていること、考えていることを十分な知性がある相手に伝えられないということは、相手が自分の考えに関心がないか、自分の伝え方に不備があるかのどちらかだと思う。
やっぱり私はおバカさんなのだなぁと反省して、伝え方を工夫するところなんだろう。
今日はnoteで初コメントをしてみた。
やっぱり伝わらなかった。
あの時、ちゃんと反省して伝え方の工夫をしていたら、もしかしたら伝わったかもしれないと思うと少し残念な気がした。
次に旦那さんとちゃんとしたお話ができるときまでに、おバカさん認定を外してもらえる程度には伝え方の工夫について考えておこうと思う。