「風の谷のナウシカ」を見て
映画「風の谷のナウシカ」を子供たちと見た。
私が生まれたころの作品、
(三十数年前?)
懐かしさと共に
今の時代を如実に反映する内容に
ドキッとした。
皆さんもこの作品は見たことがあるだろう。
宮崎駿監督による漫画作品をアニメ映画化したもの。
戦争による科学文明世界の崩壊後、
虫や菌糸に覆われた世界を舞台に
主人公ナウシカが自然との共生を求めていく映画。
菌糸が飛び交う「腐海」と呼ばれる森では
マスクなしでは生きていくことができない。
主人公の生まれ育った「風の谷」では風や水に守られるとは言え、
多くの人々が病に侵されて死んでいく。
そんな中、
「腐海」に侵されてない清浄な土地を求めたり、
「巨神兵」と呼ばれる魔物の利権を争い、
大国が戦争をしかける。
マスクなしでは生きられない世界。
清浄なな土地を求め、あるいは利権争いで大国が戦争を仕掛け、
地方の小国が巻き込まれてしまう。
直視できないほど
今の時代にかなっている。
三十数年前の作品なのに。。。
言わなくてもお分かりだろうが、
一連のコロナ騒動によって、
今は世界中がパニックそのものである。
世界がおかしくなった。。いつから??
(でも、それを考えるとすべてがつながってしまう。割愛する)
利権、争い、奪い合い。
コロナはちょうどいい理由であったのだろう。
戦いに収束、終息?
なんてない。
これはウィルスを終息させればよいだけの話か??
核兵器、ミサイル、テロ、
そんなわかりやすく
戦争は始まらない。
もっと根っこは深く、
気づかなければいけない。
話を「地方」に戻すが、
地方が生き延びるには
地方が自立して、政治、経済、食、教育、医療、、、
すべての分野において
地方で循環させていくこと。
小さなコミュニティでいい。
小さな仕事、必要最低限の賃金でいい。
私たちは豊かな土地、水、空気を持っているのだから。
必要最低限で循環できる。
奪い合わなければいい。
奪われなければいい。
それだけのこと。
シンプルに「生きる」を見つめていったらよい。
地方でのアイデンティティに誇りを抱いたらよい。
私は信州の地方都市に生きながら、
「地方が生きのびる道」
を真剣に模索している。
それは、私のDNAがそうさせると思っている。
そもそもが、
コロナでパニックになっていることを尻目に
「清浄」な土地を求めて
戦いはすでに仕掛けられていたことに気づき、
動揺を隠せない。
それでも、美しい信州の山々は
今日も優しく語りかけている。
人間の浅はかな奪い合い、争い、
大自然の前に何て懺悔をしたらよいだろう。。
いつでも地球の声を聞いて
耳を澄ませ、
感覚を研ぎ澄ませていきたい。
山々はずっと私に語りかけてくれていたのかもしれない。
戦いはすでに始まっていたのだと。