自然界の経済は「ギフト」で成りたっている。
私のライフワークの一つ、
「自然」や「地球」を愛するために「働く」こと。
私のライフワークは、
信州松本のフィールドを生かして、山々を歩き、
キャンプなど野外生活を通じて、
自然との一体化や家族の生き方について深く追求すること。
「山」というフィールドだけではなくて、
ご縁があり、「奄美大島」という「島」を滞在する機会にも恵まれている。
「山」と「島」、ご縁がある場所からたくさんの自然の恩恵を受け、
私や私の家族の生活、生き方について多くを学んでいる。
歩く時間や、空を眺める時間、
すべてが学びの時間であり、
学校とは違う「学び」がいつも自然の中にはある。
「山」や「島」での人との出会い、生活、文化での発見。
ものすごくシンプルだったり、持続可能なライフスタイルだったり。
そして、「山」と「島」、
ここは、一見違うフィールドに感じられるけれど、
実は生活スタイル、
文化や経済の在り方など共通している部分が多い。
先日、友人の家族と「山」や「島」での話になり、
やはり同様のことを感じていた。
「山」「島」、
自然そのものの在り方と
「経済」や「生活」について。
「山」も「島」も美しく、魅力的な場所、
雲や空が澄んでいて、風を感じ、エネルギーに満ちている場所、
そんなことを悶々として感じていたところ、
一冊の本との出会いがあった。
インドの思想家であり、社会運動家のビノーバ・バーベ著、
「怖れるなかれ」。
インドの非暴力運動を「愛」と「共感」によって指導した
彼の生き方はあまりにも尊く、一貫している。
そして、彼の生き方は、
教育、経済、政治、時間やお金の価値観、
母や子育てについて等々追求し、
多岐に渡り、
どれも非常に感銘を受けるものであった。
とても文章で書ききれないので、
その中の「自然界の経済」についてを抜粋したい。
経済の基本はダーナ、つまりギフトであるということです。
自然を見ればすぐにわかります。
自然界の経済はすべてギフトによって成り立ち、維持されているからです。
太陽の光、雨、土…、これらはみんな純粋な贈与です。
すべてギフトにより成りたっている自然の経済学には、
商品というものが存在しません。
なぜなら、売ることも買うこともないからです。
ただただ与える、与える、与える、与える。
これが自然界の経済です。
そして、少し歴史を遡ってみれば、
貨幣というものが開発され、普及される前は、何万年、何十万年にわたって
人間の経済はすべて贈与経済だったのです。
売ったり、買ったり、商品化したりという現象は、つい最近、ほんの数百年の間の発明にしかすぎません。
(ビノーバ・バーベ、サティシュ・クマール著、2017年発行、
「怖れるなかれ」より一部抜粋)
彼の自然界の捉え方は多岐に渡り、
母親が子どもを世話をする行為にも当てはめている。
子どもの世話をする母親の行為は「ギフト」そのものであると。
自分自身に当てはめてみると、
初めて母親になって、自分より優先すべきものができて、それがあまりにも愛おしくて、困惑したのを覚えている。
今まで生きてきた価値観を根底から覆す存在、
「我が子」との出会いであり、、「母親」という生き方だった。
ともあれ、「ギフト」はあまりにもシンプルな行為。
だけど、「ギフト」より、
与えられること、
従うこと、
奪うこと、、などを選んでしまう。悲しい現実。
「山」を歩き、「島」をめぐる目的に答えが出た。
そして、10月、
10月は山や島の滞在予定が続いている。
私の生き方、在り方がきっと、
誰かの灯となって、
道を示すと信じて、伝えていこう。
「山」や「島」、自然の在り方について。
「ギフト」について。
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3児の母。自然大好き LOVE信州 家族と健康と地球や自然を愛する心で働きます
ママだから社会へエネルギー還元していこう。ママの時間を大切に。
#ママはた #長野塩尻
#細胞環境デザイン学認定講師
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