パソコンのメールにずっと消せないメールがある。
姉のように慕っていた年上の友人 愛ちゃんからのメール。
カナダへワーホリに出たころにもらったメール。
言葉は悪いけど、情に厚い。
これが、愛ちゃんからの最期のメール。
愛ちゃんは、わたしがカナダから帰国した数日後に亡くなった。
わたしはカナダでの生活が楽しく、自分のことしか考えてなかった。
わたしのいない半年の間に、愛ちゃんにどんなことがあったのか分からない。
でも、久しぶりに会ったのは、静かに寝ている姿だった。
今も、自分の人生を楽しんでいて、愛ちゃんのことを忘れている自分がいる。
でも、愛ちゃんならきっと
「ええねん、わたしのことは。〇〇のっちが幸せならそれでいい」と言うだろうなと思う。
もしあの世で会えたら、自分勝手に先に逝ったことを責めたいし、抱きしめたい。
『生きてたら、こんなことも、あんなこともあってんで!損してるわ!』と言ってやりたい。
久しぶりにこのメールを開けて、出だしが「生きてるか?」やったから、『死んでるあんたが何言うてるねんっ!』って思った。
愛ちゃん、覚悟しててや!
あれから愛ちゃんの年齢もとっくに超えたし、わたし強くなったから。
お説教するからね!
まだまだ会いには行かれへんけど。
愛する愛ちゃんへ。
愛を込めて。