暗所恐怖症の話
小さい頃から暗いところがダメだった。
正確に言えば、『暗闇』というところに恐怖を抱いていた。
特に何があったとかいうことはないのだが、とにかく真っ暗なところはどこであれ身がすくんでしまう。
だから、この年になっても未だに寝るときは電気をつけて寝ている。
よく友達に
『そんなんで、よく寝れるね。』
と言われる。
他の人から見ればそうなのだろう。
だけど、私からするとこれが"普通"であり、"日常"なのだ。
暗闇で寝ることなど考えられもしない。
だから、
夜は嫌い。
感傷的になってしまう。
瞼を閉じればそこには闇があり、
瞼を開ければそこには光がある。
闇があるからこそ光があるのだけれど、
やっぱり光だけをずっと見ていたい
というのが本音。
何のことにしろ、
表があれば裏があり、
光があれば闇もある
それは切っても切れない関係。
あぁ。明日も頑張ろう。
と、電気をつける。
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