〜恋愛依存症克服への道〜④学びのターム
「一人の男性に思い切り愛されて、その人と結婚して、幸せになりたい!」と、ただそれだけを夢見ているはずなのに、実際は、いつも彼に振られてばかりで、結局また一人ぼっちになってしまうという現実を幾度も繰り返し、ふと気がつけば、40歳になってしまっていた私。
「どうして、誰も私を選んでくれないんだろう。」と、自分でもその原因が分からず、とても苦しんでいました。
ある日、“自分の思考が全ての現実を創っている”という事実を知り、「ならば、恋愛がうまくいかずに、いつも孤独を感じてばかりの、望まない現実を創造している、自分の“思い込み“が何なのかを知りたい。」と思い立ち、思考を見つけるプロの方にお願いをし、“一生に一度の思考の洗い出し”をすることを、決意したのでした。
そして、浮き彫りになった“思い込み”の数々。いつも私の恋愛が上手くいかない直接の原因になっている、ある重要な“思い込み”も、明らかにすることができました。それは、「大好きな母を、弟に取られてしまった。」という、幼少期の私がつくった“思い込み”が元となり、大人になった今でも、「大好きな彼を、他の女性に取られてしまう」恋愛を、無意識のうちに何度も何度も繰り返していたという事実でした。
詳しいことは、前回のブログに綴っております。
このように、自分の心や思考に向き合ってみたことで、「自分の人生は、本当に、自分の思考のままに創造されているんだ。」ということを実感した私は、“思考と現実との関係”について、根本から理解したくなりました。そして、誰の力を借りずとも、自分で人生の舵取りをできるようになりたいと強く思うようになり、秋山まりあさんの“CPMマスターコース”を受講し、“現実が創造される仕組み”について、基礎から学ぶことにしたのです。
このマスターコースでは、『何一つ例外なく、自分の世界は、全て自分の思考で創り上げられている』ということを大前提として、
・自分とは何か
・周りの人々とは何か
・過去、現在、未来の時間軸
・思考が現実に投影される仕組み
・過去世や神などの捉え方
・潜在意識とは何か、潜在意識と繋がる方法
・インナーチャイルド
・生や死について などなど
について、学びました。
こう書き出すと、何とも怪しい感じがするのですが、“思考が現実化する”ことを、物理学的な裏付けに基づいて説明してあったりと、とても分かりやすく、納得しやすい内容でした。
講座を受講している当時も、三角関係の恋愛真っ只中で、四六時中、嫉妬や不安や寂しさを感じながら、日々を過ごしていました。その時の私にとって、特に印象深かった学習項目を、二つ紹介させていただきます。
【同じパターンの法則】
●どんな法則?
→例えば、人間関係やお金や健康のことなど、いつも同じことがうまくいかなくて、悩んだり、苦しんだりしていませんか?
私の場合、それが恋愛でした。高校生の初交際から最後の恋愛に至るまでの約23年もの間、私には結婚願望があるにも関わらず、いつも途中でさようならを告げられる失恋を、繰り返していました。毎回、必ずと言って良いほど、他の女性に彼の心を奪われて、大きな敗北感を味わうというのが、私にとっての“同じパターン”でした。
●“同じパターンの法則”が起きる仕組みは?
→はじめは、小さな小さな“思い込みの思考”が発端なんですって。たいてい、その“思い込み”は、幼い頃につくられていることがほとんどで、その“思い込み”をもとに、時間や登場人物や場面を変えながら、繰り返し同じパターンの出来事が現象化されるらしいのです。その“思い込み”が、私たちの現実として目の前に繰り広げられることを、映写機に例えてみます。近くのスクリーンには、小さな映像が映し出され、遠くのスクリーンには、より大きな映像が映し出されますよね。それと同じように、“思い込み”がつくられてから、時間が経過する(年齢を重ねる)につれて、その“思い込み”によって現象化される現実は、より大きなもの(深刻なもの)になっていくんですって。
●私の場合、それがどうだったか?
→まさしく、そうでした。若いうちの失恋は、それなりに辛かったとはいえ、まだまだ序の口というか。しかし、年齢を重ねるたびに、具体的には30代半ばからの失恋は、「えっ?こんなドラマみたいなことが、私にも起きるの?!」と、自分の想像をはるかに超える衝撃的で強烈な出来事を、いくつも突き付けられるようになり、その分、心に負う傷も深さを増す一方でした。
マガジン「私の〜恋愛暗黒時代〜」に、私の全失恋ストーリーを綴っていますので、ぜひお読みください。
●どうやって“同じパターンの法則”を見つけるか?
→今、何かうまくいかなかったり、悩んでいることはありますか?現在から順々に時間をさかのぼり、今抱えている問題と同じようなパターンで起きた過去の出来事を思い出していきます。社会人時代、学生時代、幼少期、、、あまり思い出したくない記憶だから、ちょっときついかもしれませんが、一つ一つ丁寧に思い出してみます。私はすぐ忘れてしまうので、紙に書き出していました。そして、もうこれ以上は思い出せないというところまで、記憶をたどってみます。おそらく、幼かった子供の頃まで、さかのぼられるのではないかと思います。私の場合、母親をめぐって、私と弟はライバル関係にあるんだと誤解した、4歳か5歳当時の記憶までさかのぼりました。
●どうやって“同じパターンの法則”を解除するのか?
→同じパターンの法則で起きてきた出来事の中で、最も古い出来事をイメージの中でやり直して、過去の記憶を修正する方法。例えば、私の場合だと、弟に母の愛情を奪われてしまったという“思い込み”を、自分の中に植え付けてしまっていたので、イメージの中で4歳児の私に戻り、母と弟と私と3人で仲良く過ごしている場面や、母から愛してるよと言われて嬉しく思うシーンなどを、何度も何度も思い描きました。
【過去・今・未来、時間の概念】
●『“今”目に見えるもの、五感で感じることができるものだけが、“現実”と考える。すると、過去や未来は、空想・思考・イメージ・幻想であって、“現実”ではない。だから、その空想に心を奪われて、過去に力を与え続けるよりも、“今”の思考を整えることで、望ましい未来を創造しよう。』
ざっくり説明すると、こんな感じ。
“今”の自分が、過去や未来をどのように捉えるか(思考するか)によって、過去も未来も思い通りに変えていくことができるというものです。
→私にとって、なぜこの“過去・今・未来の捉え方”や“時間の概念”についてが、印象深かったかというと、この当時も、私は恋愛のことで悩みまくっていたのですが、寝ても覚めても、彼はいま何をしているんだろうかとか、この彼との間に起きた過去の辛かった出来事を何度も思い出したりとか、私はこれから先どうなっていくのだろうか、ということで頭がいっぱいでした。本当に、生きている心地がしない毎日を過ごしていました。しかし、目の前にいない彼のことや、過去のこと、まだ起きていない未来のことを不安視するのは、私のただの幻想に過ぎないんだと思うと、ハッと目の前に意識が戻ってくるというか、自分の存在に気づけるというか。とにかく、“今”の自分自身に意識が戻ってくる感覚を、久々に味わうことができたからです。
このマスターコースを受講している時、これまでの人生で類を見ないほど、頭も心もすごく疲れていました。
頭の疲れは、この講座を受けるにあたり、“思考が現実を創る仕組み”を完璧に理解し、完璧に覚えようとしていたから。
そして、心の疲れは、“思考と現実化”について、頭では理解出来てきているにも関わらず、実際は、わざわざ彼の携帯を盗み見て自らを傷つけたり、さらには、彼に愛されていないと自覚せざるを得ない酷い出来事が起きたとしても、まだ彼のことを諦められずに執着している自分がいたり。そうやって、頭ではわかっているのに、全く行動が伴わない自分に対して「もう、いい加減にしろ」と、嫌気がさしていたからです。いま考えると、よく心の病にならずに済んだなぁと思うほど、けっこう崖っぷちの精神状態に立っていました。
そして、まさしく、この時に送り出していた思考は「なんで、ちゃんと出来ないの?もっともっと、ちゃんとしないとダメでしょ!」と、自分を叱責するものでした。その思考によって、さらに自分を責めたくなるような現実が創造されるのは当たり前で、いつまでも苦しみから抜け出せずにいました。
しかし、そんなある日、このマスターコースが大詰めを迎えていたころ、突然、頭の中に「もう、お勉強の時間は終わりだよ。これからは、実践の時間だよ。」という声が、聞こえてきました。この時はまだ、それがどういう意味なのか想像もつきませんでしたが、この数日後、思いもよらぬ展開が待ち受けていたのです。
次回は、この声が轟いてから後、私に巻き起こった急展開の現実について綴ります。
それでは、今回もお読みくださり、ありがとうございました。
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※この当時の、私の苦い恋愛ストーリーは、
こちらから。
※私が学んだCPMマスターコースはこちら。
※私が読んでいた本の紹介
秋山まりあさんの
『100%自分原因説で物事を考えてみたら•••••』