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釜石ローカルベンチャープログラム
12/1、釜石ローカルベンチャープログラムキックオフイベント『シェアリングエコノミーによる地域発のオープンイノベーションを考える』に参加して来ました。
ローカルベンチャープログラムとシェアリングエコノミーとオープンイノベーション。なんだかわかりそうでよくわからないカタカナキーワードの羅列が気になり、ポチッと参加ボタンを押したのですが、それもそのはず。このプログラム、実は新しいカタチでの地域おこし協力隊人材発掘イベント&継続的な隊員サポートプログラムだったんです。
シェアリングエコノミーというのは、個人が所有する遊休財産をシェアしましょ、というものでAirbnbのようなサービスを思い浮かべてもらえればよいと思います。(詳細は総務省のサイトでどうぞ)
ここで今回の主役でもある釜石市とAirbnbが提携し、三陸地方の観光促進を図るというニュースを見た記憶が思い出されました。
東日本大震災で大きな被害を受けた釜石市は2019年のラグビーワールドカップ開催予定地となっています。その観光客を見込み、市は農林水産省の推進する農家民泊を利用してAirbnbとの提携に踏み切ったというわけです。
釜石市はオープンシティとして開かれたまちづくりを推進していて、今回のAirbnbとの提携もその一環。市内外の人々が協力してまちづくりをしていくというカタチはこれから全国に広がっていくと思いますが、釜石はそのロールモデルとなるのかもしれません。
12/17-18には実際に釜石でフィールドワークが始まっており、3月には釜石ローカルベンチャーサミットが開催されます。サミットでの企画優秀者が地域おこし協力隊として現地に着任するという流れのようです。
このプログラムではフィールドワークからメンターがついて(多分)、釜石でどんな地域おこしができるかを考える機会が持てるとのこと。メンタリングというサポートの厚さはもちろんだけど、実際に隊員になる前に「地域おこし協力隊疑似体験」が現地でできると考えると画期的だなぁと思いました。
そして自治体としても優秀な人材や企画を確認したうえで隊員として採用できるというメリットもあり、プログラムのゴールが協力隊員募集で終わらずに起業家型人材の育成であることを考えると自治体にとっても応募者にとってもwin-winな感じ。地域おこし協力隊の理想的なカタチという印象です。
わたし自身は南の島が希望なのでこのプログラムに参加することはありませんが、今後も引き続き注目していきたいと思います。
photo : 釜石鉱山跡