素材の旨味を信じる事で変わる味付け
私の料理を食べた人たちが口を揃えて発するのは
「え!?味付けってたったコレだけなの!?」
という驚きの声である。
あと、必ず言われるのが
「野菜が綺麗に形が残ってるのに、柔らかくて美味しい!」
私が育った北海道では、素材の旨味に頼りきった味付けがほとんど。
究極はじっくり蒸した野菜に軽く塩をふるだけで、その食材が持つ旨味を味わう。
南北に細長い島国・日本では土地柄によってこれでもか!というぐらいに味付けが違うのは、誰もが分かっている。
しかし、時代が変わり流通事情が変わったというのに、
“食材の持つ旨味のポテンシャル”を生かす方法が周知されてない事が、とても残念である。
noteで活躍している料理人の方々のレシピを見ていると、私の思っている事と同じ様な考え方を持っていらっしゃる方も多い。
特に最近注目されている
“低温調理”
は、食材の持つ旨味のポテンシャルを極限まで活かした調理方法である。
とはいえ、まだまだお高い設備には手が届かないので、のんびり屋でマイペースな私らしく
“予熱調理方法”
で、旨味を引き出している。
伝統的な味付けには、その味付けが普及した理由や時代背景がある。
しかし、現代人の事情や嗜好荷に合わなくなってきているのも事実であり、料理を作る人たちの意識改革が必要になってきている。
“時は味なり”
と、前に話した事があるけど、合理的な方法を使えば、キッチンに一日中入り浸って料理を作る必要性なんてないのです。
一つの料理が出来るまで付きっきりになるのは、そろそろ止めにしませんか?
それが新たな美味しいに繋がる事は、私が保証いたします!
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