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母の杖のグリップカバー

私の実母は骨粗鬆症による背骨の圧迫骨折で背中が曲がり、外出には杖が欠かせません。

数年前のある日、「持ち手の塗装が剥がれてみっともない。買い直すのはもったいないからカバーを作ってくれない?」と依頼されました。

杖のグリップ部分をすっぽりと覆うように編み包むのはどうすれば良いのかと思案したものの、現物は手元にないのでサイズなどを測ることもままなりません。

ならば、と実家へ編み糸と編み針を持ち込んでその場で合わせてみながら編み包んでみることにしたのです。

当時のことはアメブロに書いたのですが、いまだに時々ハッシュタグランキングに上がってきます。

記事を検索してみたら最初に編んだのは2018年でした。
もう6年も経っているなんて!
その後もう1枚編んだのですが、それとて3年以上は経っているはず。と思ったら、2019年で5年も前でした(汗)

こちらは2枚目のカバー

そのカバーが、最近になってほころび、ボロボロになっているのに気付いて、今回は編んだものを持ち帰り、編み図を作ってみることにしました。

完成品の目数を数えながら図に起こしていき、目途が付いたところで実際にテスト編みして検証してみました。

進展はXに投稿しています。


あとは母のところへ持って行き、実際にグリップに着けてみて様子を見ることにします。

これがピッタリなら寸法を記録して、量産しておくつもりです。
丈夫にするなら全て細編みが良いのですが、早く仕上げるために長編みと細編みの繰り返し模様にしてあります。

地味で可愛げはありませんが、色も本人が良いという色にしているので実用重視の作品です。



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Filier林忍
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