『目的』と『手段』入れ替わっていませんか?
年度始まりや、何かの切り替えのタイミングで、『目標』って持ちますよね。
何年後に〇〇をする為(なる為)に今年は△△にチャレンジしよう!とか取り組もうって決めて、その「目的」を達成するために××をしよう。とかいうヤツです。
毎日はとても慌ただしいし、1日を振り返ることも、今が精一杯の環境だと
なかなか難しいのですが、人は生きている限り色んな問題が起こる。
子供がいれば、「なんでもっと早く言わないのよ!」っていう今日中に何とかしろ攻撃や、予定のなかった突然の負傷や病気なんかもそうですよね。
年度始まりに立てた目標も、年末には立てたことさえ忘れていたり・・・。
よく言われる「目的」と「手段」
ここ、気づかぬうちにすり替わっていることって結構多いです。
先にも書いたように、日々目標だけに向かってもくもくと邁進することは本当に難しい。毎日、色んなことが起きるから。
[A]を達成するために[B]に取り組むことにした。
ところが、[B]に注力するあまり、当初の目標だった[A]は置き去りになって
[B]を取り組むための[C][D]が生まれてきて、[C][D]をやることによって目標に向かっている気になっている。
もう少しわかりやすい例えだと、仕事の幅を広げる為に人脈を作ろう[A]と異業種交流会に参加[B]した。ところが、異業種交流会[B]での交流が楽しくて、ゴルフにも参加する[C]ようになった。そして色々な幹事役[D]も引き受けるようになった。
毎日は、日々の仕事だけでも忙しい。
はっと気がつくと、この[B][C][D]の活動と仕事だけでも目一杯で本来の目的だった仕事の幅を広げる為[A]というのが、どこかに行ってしまって参加していることで(何かを)やっている気になっている。
本来の目的は、「知り合った人たちとの中で自身のチャンスを見出すための交流会への参加」ではなかっただろうか。
楽しい事は日々を充実させてくれるし、明日へのチカラにもなる。
毎日が充実しているのは素晴らしいことだけど、楽しいだけでは浦島太郎になってしまう。
今やろうとしていることは、何のためにしていることか?
時々、自分自身を振り返える時間をちゃんと持って
考えてほしい。
やりたい事を叶えるために。