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「超柔軟」講師直伝!柔軟性向上の極意

はじめに


以前から受けたかった、超柔軟!サマクシュ先生のWS、ホストをさせていただいた関係もあり、2日間たっぷりと濃い時間を過ごさせていただきました☺️

正直、参加する前は「たくさんの強者が集まる中で、私が本当に参加していいのか?」と躊躇していたのですが、実際に飛び込んでみると、予想以上の気づきと学びがありました。時には、コンフォートゾーンを出て少しくらい居心地の悪い場所に身をおくことって大事ですよね。


サマクシュ先生って?

インスタで見ると、二度見三度見したくなるようなポーズ力と柔軟性に圧倒される人も多いのではないでしょうか?世界中を飛び回って各地でWSを開いていて、人気も高いサマクシュ先生ですが、実際にお会いすると気さくな「にいちゃん」感が漂い、親しみやすさも感じられます。ポーズ力が優れていることはもちろんなのですが、もちろん、講師としても優れていて、東京の前に住んでいた香港では大きなスタジオで講師をしていたそうなのですが、人気があるのも納得できます。自分の
経験に基づいて教えてくれるので、とても入ってきやすく、一人のヨギーニとして、またヨガ講師として学ぶことも本当に多い二日間でした。

サマクシュ先生が繰り返し語っていた柔軟の極意

WSは二日間に渡って行われ、なんと、一クラス3時間という贅沢な時間配分。3時間で11,230~15,000円/クラス(何クラス受けるかで単価が異なりました)は、国内の先生でもかなり安いしお得ですよね✨

Class1 Upper back & shoulder opening, (後屈基礎)
Class2 Hip & twist, (ツイスト)
Class3 Deep backbend, (後屈応用)
Class4 Arm balance & inversion(逆転)

私は残念ながら予定があり、3クラスしか受講ができなかったのですが、4クラスすべて受けるとYACEP(Yoga Alliance Continuing Education Provider)にも組み込める修了書がもらえることもあり、全クラス通しての受講の方も多かったようです。

サマクシュ先生は、とてもシンプルながらも私たちヨガ講師にとっては忘れがちな、それでもとっても大事な3つのポイントを強調していました。

1、呼吸にフォーカスすることで快適で安全にポーズをとること

Sthira Sukham Asanam.

アーサナは快適で安定したものでなければならない。

これはパタンジャリが編纂したと言われる、ヨガの経典と言われる『ヨガスートラ』にある言葉ですが、ヨガ講師を志す人なら一度は耳にしたことがある、というくらい有名な言葉です。インド出身のサマクシュ先生も、このことを繰り返し言っていました。呼吸は、ヨガの基本であり、心と体を落ち着かせるための「快適な場所」を生み出します。たとえば、ポーズをしているときに呼吸が止まっている、と感じたら、それはもう、「快適な場所」ではなく、行きすぎているんですよね。これは、もはや皆わかっているはずなのに、ついつい「頑張ってしまい」、自分にとっての「最適」を超えてしまう。でも、それは、体に負荷をかけていることになるから、怪我のもととなったり、今は良くてもいつかどこかに不調があら割れる可能性だってあります。せっかく健康のため、自分のためにやっているヨガなのに、それでは本末転倒ですよね。
呼吸を意識することが安全に柔軟性を高めていく方法だということ、改めて感じました。


2、柔軟性は一朝一夕では身につかない

ヨガ哲学には「タパス(自己鍛錬)」という言葉がありますが、これは、ヤマ・ニヤマの精神に従って日々行った方が良いとされるものです。ヨガの実践において、タパスは一瞬の努力ではなく、日々のコツコツとした練習や規律の積み重ねによって、心身が徐々に変容していく過程を象徴しています。柔軟性の向上も同じく、このタパスの精神があってこそ、地道な練習の中で少しずつ実現していくものですなんですよね。当たり前ですが、1日で柔軟が高まるわけがない。ポーズができるようになるわけでもない。サマクシュ先生も、「ポーズは繰り返し練習することが大切」だから、今やり方を学び、あとは自分で練習を積み重ねることだ、自分もそうやってポーズを極めてきたんだ、というようなことを繰り返し言っていました。

3、正しい方法でやることが大事

これは、私も生徒さんを教えてきて痛感していることですが、間違った方法でいくら時間やエネルギーをかけて努力をしても、理想の自分にはなれないし、柔軟も手に入りません。努力と成果は比例しないのです。柔軟に限っては特に、頑張れば頑張るほど、体は緊張してストレスもたまり、さらに体を硬くする、という悪循環に陥ってしまうでしょう。もちろん、練習は必須。でも、必ず正しい方法を知って、それに沿ってやることです。サマクシュ先生は、まず今、このWSでどうすれば柔軟が、ポーズが深まるのかを知って、それから自分で練習していってほしい。そう繰り返しいっていました。遠回りのようにみえて、実はそれが一番の近道なんですよね。

自分一人では限界がある

WSに参加する前は、「こんな私が参加していいんだろうか?」そんな風に思って躊躇していた私、特に逆転系は私の大の苦手なポーズ(
これがサマクシュ先生の一番の得意項目らしいのですが。。)なので、「ついていけない・・」と居心地の悪さを感じることも正直ありました。ですが、やはりそんな気持ちと闘いながらも受講してよかったな、と思うのは、「自分一人でできることには限界がある」という思いです。

一人では好きなことしかやらない

前述の通り、逆転やアームバランスは私の大の苦手ポーズ。普段、柔軟性を追求していることもあり(本当は、「強さ」も柔軟性には大事なのですが・・💦)、どうしても「強さ」を作るようなことは苦手意識もあり、さけがちなのです。一人で練習するときは、正直に言いますが、「心地よい」ことしかやりません。でも「自分が苦手なことを埋める」ことも、やはり大事なんですよね。頭ではわかっているけどなかなか行動にうつせない。行動にうつせないということは、現状維持で何も変化がないことと同じです。我ながらちょっと耳が痛いのですが、これってなかなか自分の意思の力では難しいのではないでしょうか。私はそもそも、自分に硬い意思なんてない、と思っているので😂、苦手なことを一人で乗り切ろうとするのは、はなから諦めています。これは、講座生さんにもよくいっていることですが、一番手っ取り早いのは、やらざるを得ない環境に自分を入れてしまうこと。環境を変えると特に努力は必要とせずに、変化を起こすことができます。そういう意味でも、このWSに参加したことはとっても意義のあることだったと思っています。

少なくとも、「やっぱり自分に足りないことは強さなんだ」と認識できたのですから。そして、今、全身(特に前鋸筋と腕の筋肉)筋肉痛に苦しんでいることが、しっかり使った、というなによりの証拠ではないでしょうか。
(継続できるかどうかはこれからの課題とし、ね)

一人ではいけない場所に連れていってもらえる

今回、自分でもやったことのないようなポーズをやって、自分の体の可能性がまた一つ広がりました。ポーズを深めることって、もちろん自分の練習の中でもで来ますが、実は人は、自分で自分の限界を設定していることがほとんどです。私自身もそうです。自分はここまでだ、このポーズは私には無理だから。そう頭の中でブロックをかけていれば、もちろんそのポーズはできないでしょう。なぜなら、体は脳からの指令で動いていて、脳がイメージする自分にしか私たちはなれないからです。
イメージの重要性については、こちらの記事を参照してみてください✨

でも、自分で想像ができるポーズには限界があります。自分の思い込みを自分ではずす方法はなくはないですが、なかなか難しいのが現状です。だからこそ、私はいつも、人に頼ることにしています。
「あなたならできるよ」といってくれる存在、自分を信じてくれる存在、または自分がいきたい場所を知っていて、そこに導いてくれる存在。そんな存在があるかどうか、それによって、人生って大きく変わる。これまでの経験からそう確信をしています。叶えたい理想があるのなら、その理想をすでに叶えている人の近くに行くのが一番効果的なのです。

まとめ

今回のサマクシュ先生のWSは、私にとって自分一人では見えなかった成長の扉を開いてくれる、かけがえのない体験でした。

・呼吸の大切さ―「アーサナは快適であるべき」という古来からの教えが示すように、呼吸こそが内面の平穏と安全なポーズの基盤である。
・タパスの精神―日々の自己鍛錬は、一夜にして成果が得られるものではなく、コツコツと積み重ねることが柔軟性やポーズ力向上への最短の道だ。
・正しい方法で実践する―自己流では気づけない点も、プロの指導を受けることで正しい方法が明らかになり、結果として効率よく成長できる。

一人でいると、どうしても「心地よい」ことばかりに偏りがちですが、コンフォートゾーンを敢えて抜け出し、他者の力を借りることで、自分の限界を超える新たな景色が広がるのだと痛感しました。
私自身、WSを通じて自分に足りなかった部分—たとえば強さや新たな挑戦への一歩—を認識できたことは、今後の実践において大きな指針となります。

あなたも、もし現状に限界を感じるなら、ぜひ新たな環境に身を置き、信頼できる指導者や仲間の力を借りながら、自分の可能性に挑戦してみてください。それが、真の自己成長への一歩となるはずです。

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