人間の欲望とその技術

タクシーの仕事をしていると、「よくこんなところを土地開発してきたな」というところが多々ある。

山を切り崩して、かなりの急勾配のところに家が建っていたり、住宅街になっていたり。

若い夫婦が集まる地域もあれば、もうお年寄りしかいないようなところで、買い物に行くのも車なしでは不便だったり。

某映画のタヌキの話のタヌキの気持ちにちょっと共感してみたくもなる。

というのも、そこまでして開発したいと思う人間の欲望とその技術。

当時はそこしか空いているところがなかったのかもしれないし、各々の事情はあると思うが、
たまに通ると思い出す映画のこと。
そこで生活している人々の背景などに想いを馳せる蒸し暑い曇り空の午後だった。