人生と病気とお金と
数日前に、「最近、見かけないなぁ」と思っていたら、久しぶりにお会いしたおばあちゃん。
いつもタクシーで郵便局の往復で使ってくれるひと。
昨年の夏の終わりか秋にかけて乗せたっきりだったのだが、体には管を通して小さなコロコロを持っていた。
そういえば、コロナ関係で手術待ちになっているようなことを言ってたっけ。
それにしても、「もう明日がないかもしれないから」と言っていた。
そんなに悪いのかなと思うくらいで、
たまたま今日は体調が良いのと、金曜日で土日は近くの郵便局があいてないからとのことだった。
そのおばあちゃん、子育て3人しながら都内某所でお店をやっていたらしい。
当時は売上システムとかなくて、全て手書きで寝る暇もなかったらしい。
それで体を壊し、子どもたちはそんな母の姿を見て、サラリーマンが良いと家を出たと言っていた。
ビルを建てて今は兄弟が引き継いでいるらしいが、確かに住んでいるマンションもなかなか良さそうな。
そのおばあちゃん。
毎回チップをくれるのだが、そのお札が毎回シワ1つない新札で渡してくれる。
こういうところにどんな人柄なのかが垣間見れるなと毎回思う。
見た目元気そうな人が久しぶりに会って体調が悪そうだったのが、少しショックではあるが、お金がいくらあっても病院代に費やしたり、自分や周りが幸せになるような使い方ができないとなると、それはもったいないなと改めて思う。
あの世にはお金は持っていけない。
持っていけるのは、自分の経験、体感。
自分のココロが満たされる人生って大事だ。
お金のまわしかたも。
また人生の先輩から大事なことを教わった。