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だって心が躍っちゃったんだよ

これはセレンディピティとしか言いようがない。

ふと開いたLinkedInにでてきたサイン「Call for Expert!」。いつもほとんど開いたことないこのSNS、いつも読まない人の投稿、いつもならクリックしないサイト。なんでたどり着いたんだっけ?と今でも思ってる。

でも、たどり着いちゃったんだ。そして心が躍っちゃったんだよ。

今回ご縁をいただき、欧州委員会と経済産業省のジョイントベンチャーの日欧産業協力センターで、マーケット&ポリシーインテリジェンスアナリストとして6ヶ月間活動をすることになった。
「日本のファッション&テキスタイル業界の循環経済の現状、将来の展望、欧州企業および中小企業とのビジネス協力の機会」を調査する。

私とリサーチと血尿

2020年までIT企業に勤務、より自由な働き方へ、自分の進みたい環境とビジネスを両立させた仕事をしたいとい思いから退職。2021年からフリーランスとして活動している。今は自分に何ができるのかを模索するエクスプローラー時期。
退職後は農業用ロボットベンチャーをお手伝いしたり、人事戦略策定と実行の伴走支援をしたり、社会課題を解決する企業の伴走支援をするプロの広報集団にご一緒したり、政府提言のための幸せ白書のライティングしたり。自分のこれまで培ってきたいろんなリソースを使いながら新しいことに挑戦した。

リサーチの仕事したことあるの?と聞かれたらほんの少し、としか言えない。2度の育休明けのとき、プロジェクトの前線から抜け、コンサルタント向けマーケットリサーチをしていたことがある。1度目の復帰は上司が良かったのか仕事が面白く一年ほど続けたが、復帰2度目は忙しすぎて入って食べず眠れずトイレに行けずで3週間で血尿になった。そんな経験だ。
血尿の思い出の記事はこちら↓

そんなリサーチにトラウマがある私がなぜこの仕事に応募したのか。なぜいけるとおもったのか。ほんと自分の中で消化しきれない。

目の前の子供達に一生懸命、自分の生きるを形にするので精一杯

当時心が躍った瞬間の自分を振り返ってみる。
環境問題を考える人になりたいといいながらも、いまいちそれが自分ごとになりきれない状態にもやもやしていた。日々、地球は悪化している状態が続いているのにそれほどケアしきれずゴミを出し、エネルギーを使う私。
目の前の子供達を育てることに一生懸命、自分の生きるを形にすることで精一杯で、他者の、地球のことなんて慮り行動することなんてなかなかできない。
戦争の問題も、LGBTQだって、貧困、原発の問題、食糧問題も、いま目の前に起こっていて、自分に影響があること以外はなかなか目を向けられない。だって日々目の前のことに一生懸命生きてたら時間が終わってしまうんだよ。
そんな時に読んだちきりんさんの本「自分の意見で生きていこう」は結構衝撃だった。その時の私のメモがこちら、笑。簡単すぎ。

そう、私はできるだけ、自分ゴトを増やしていきたい。当事者じゃない人が想像力を働かせて思いを寄せることこそが、そういう人たちが増えることこそが、環境問題を含めた多くの社会課題への解決の糸口なんだと考えてる。だから、私自身が自分ゴトをどう広げたら良いのか日々模索してるんだ。

そん中、やっぱり一次情報を取るということは問題の本質を捉え、自分の手前に手繰り寄せるのに重要なのではないかと思っていて。それをお仕事でさせてもらえるなら私の自分ごとが増える一歩なんだろうなと思った。

ママはその仕事を何のためにやりたいのかを考えてみたらいいんじゃないかな

準備してる時は、あれやってみようこれやってみようとワクワクしていたものの、いざ合格通知が来たら、焦ってきた。

そもそも私にできるのだろうか?
忙しくなりすぎて家族に迷惑がかからないだろうか?
他のやりたいことも大事にできるのだろうか?

自分のスキル以上のものを得てしまった感覚と、それに対応しきれるのかという不安に襲われた。追い討ちをかける様に、同時に受かった同僚から連絡が来て3名中3名博士号を取得されてる方と聞き、さらなる不安が襲ってきた。
ちょうど月の満ち欠けや、女性のバイオリズムもあるだろうけど、数日泣いて過ごしてた。

元気のない私に、息子が心配して話しかけてくれたので、正直に今の不安な気持ちを伝えた。そうすると、少し考えて、息子が一言。

「ママはその仕事を何のためにやりたいのかを考えてみたらいいんじゃないかな」

そして、僕はママがもっと忙しくなると少し寂しいな、とも伝えてくれた。

彼と話をしながら思い出した言葉がある。
木も見て森も見る”
そう、目の前の心躍ることをやっていくと同時に、不安になったらそれって目指したいベクトルに乗ってるかな?って確認するって大事だよね。
私は自分も人も地球もウェルビーイングな状態を目指してる。そこには誰かが行動したら、一方が我慢するトレードオフの世界ではない。私も幸せ、あなたも幸せ、地球も幸せな状態を目指してるんだよ。
だから、無理しすぎない、やる時はやる、緩める時は緩める、大事にしたいものは大事にする。

彼の問いで、ありたい原点に立ち戻らせてもらった。

背中を押してくれる人たちの存在

最近やっと気づいてきたのは私は悩むのが趣味なんだと。良い時も悪い時も、いつも悩んでる、笑。
こういう悩みにひたすら付き合ってくださり、そして背中を押してくださる友人、先輩方、ありがとうございます。

「海外行っちゃったら良いんじゃない?」って言ってくださった岩元会長、
「一つ一つ進んでいけば次が見えてくるよ」と、仕事のパートナーでもあり対話仲間のたけちゃんマン
「全部やっちゃえばいいじゃん、両方できるようになるチャレンジの機会なんじゃない」と、大好きなゆき
そして、今までのお仕事のパートナーたちも頑張っておいでと快く背中を押してくれた。
本当に感謝してもしきれない。

最後に

この無謀なチャレンジをどうきりぬけようかと考えた時に、自分一人でやろうとしてしまう癖を変えるチャンスなんじゃないかと考えてみた。だって、初めての領域、苦手なリサーチ、海外の仕事、もう無理ゲーだ。

もし、これを読んだ方で、応援してくださる方、こういうこともできるんじゃない?ってアドバイスくださる方、こういう人いるよってご紹介くださる方、いれば、ありがとうございます、ぜひご連絡お待ちしております!

この仕事を全力でやることで世界が何がどう変わるのかは、わからないけど、必ずまた違う自分に出会える。半年後の自分がどうなっているか楽しみにしながら走り抜けたいと思う。

そして、なかなか思い通りに進まないことを想定しつつ、進捗をここに綴ることをしてみたいなと思ってる。よかったら今後も読んでくださると嬉しいです。


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