転職は日本経済を救う18 2016年冬 突然の解雇通告? 監査役仲介で残留も100万円減収
23年勤めた印刷会社から、相続等で学んだスキルを買われて監査法人J-SOXアドバイザリーマネージャーに転職したのもつかの間、リストラ。
その後転職した会社は暴れ馬のような体育会オーナー会社。その内部監査室長として無事一部上場を果たす。
上場はしたものの気分はベンチャー、暴れ馬のような営業会社であることは相変わらず。
何とかバランスを取りながら、監査法人と相対し、NGを食らわずに監査をパスするのに四苦八苦。
毎年必死に、しかし少しずつ工夫して過ごしていた。
各事業部に理解者も増えた。
年収も少しづつ上がり、監査法人時代に追い付こうとしていた。
そんなある日、内部監査室は社長直轄だが、実質管掌している管理本部長に、上場で一緒に苦労したまだ40歳の人物が就任した。
前任者が不適任で、企画と兼務することになったのだ。
秋、その本部長に呼び出された。
今後の方針について話し合うのかと思っていたところ、本部長が切り出したのは、、、
「J-SOXは外注できる。そうなるとあなたの仕事はない。この会社で他に何ができるか?」
・・・とんでもない話だ。
この会社のJ-SOXが外注などできるわけがない。
仮にできたとしても、専属で、私の年収などよりはるかに高い報酬でなければ絶対折り合わない。
そう反論したが、聞く耳持たない。
「何もできなければ、年内まで」
そう言われた。
今であれば子供2人とも大学を卒業していて、勝負できるところだが、当時はまだ下の子は大学受験を控えた高校生。
「だったら辞めてやる、あとは知らんぞ」という勇気はなかった。
結果的には監査役が強硬に反対してくれて、残留とはなったが、なぜか降格、100万円の減収となった。
減収のために降格した、というところだ。
彼は社長の右腕としては間違いなく才覚があり、手腕を振るう男。
しかし、管理という面では。。。というところだ。
モチベーションが下がった。
仕事はきっちりこなしたが。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?