ナチュラルな防虫剤
スパイスは料理に使う事ばかりと思っていましたが、お庭で育てている野菜の鉢に虫さんがたかっているのを見つけてしまい、ガーリックとチリを混ぜたスプレーを葉っぱにまいていましたが、どうやら弱く、今度は香りが強めのローズマリーをちぎって鉢にしばらくまいていました。4,5日くらいは虫さんが寄らなかったですがまたその後戻ってきました。
科学的なスプレーは避けたい。
今度はかなり香りの強いアニスとクローブを2Lの水で煮出してナチュラル虫よけ剤を作ってみました。鉢の周りにたらたらとこぼし、煮出し終わったアニスとクローブ事態も鉢の周りにまいたところ、ここ1週間ほど虫さんをみないではありませんか!
虫さんはハーブの強い香りが嫌いと聞いたことがありやってみましたが、煮出しアニスとクローブは効果ありでした。
スターアニスの起源と由来
中国を原産とするスターアニスは、漢方では胃弱、かぜ薬に、また歯みがき、石けんなどの香料としても用いられています。ヨーロッパへは、16世紀末にイギリスの船乗りによって伝えられ、当時は大変高級だったアニスの代用品として使われました。古代エジプトでは、紀元前4000年頃からミイラを作るときの防腐剤として、また消化不良や痛みの緩和などに利用されてきました。
スターアニスの効能
アニスには消化促進作用があり、胃腸の働きを促して消化を助けてくれます。食べ過ぎてしまったときに、アニシード(アニスの種子)のハーブティーを飲むと胃もたれ防止になります。このハーブには駆風・去痰などの作用もあり、腸内に溜まったガスを体外に排出し、痰を除く手助けをしてくれます。風邪やぜんそくの咳を鎮めるのにも効果があります。
アニスを使った料理
中近東やインドではスープや煮込み料理に、パンなどにも使われている。豚肉や鴨肉の煮込みの香りづけや、クッキーやパイなどのデザートにも香りのアクセントになる。干した梅干しやいくつものスパイスを混ぜ合わせたような酸を伴う香りで、個人的には豚の角煮や炙った鴨のベリーソースの風味付けとして使いたい。
クローブの起源と由来
クローブはインドネシアのモルッカ諸島原産で、主にタンザニア(ザンジバル島)、マダガスカル、ブラジル、インドネシアで栽培されています。
中国ではクローブは紀元前から知られていて、歯痛のときに噛んだり、媚薬としても使用されていました。またヨーロッパでは収穫できなかったことから、金と同価値評価されていた時代もあったようです。日本にも5~6世紀には伝来していたようで、刀のサビ止めなどに用いられたと伝えられています。
クローブの効能
クローブには強い鎮痛効果と抗菌効果があり、歯痛や歯肉炎を鎮めてくれます。歯科でも歯痛や居所麻酔などに利用され、「歯医者さんのハーブ」とも呼ばれます。
クローブに含まれるオイゲノールは抗酸化作用に優れ、老化防止や動脈効果を防いでくれるそうです。また消化促進や胃腸を整え、吐き気を抑えたり、身体を温めたりする効能があるといわれています。
つぼみを乾燥させたものは中国で丁香(チョウコウ)と呼ばれ、漢方薬に利用されています。
クローブを使った料理
かなり刺激的な香りがあり、主にラム肉や豚肉の臭み消し風味付けに使われる。個人的にはシナモンやターメリックなどと合わせて、ラム肉や牛肉を焼く前にマリネしたり、トマト煮込みなど味がシンプルな時にミックスしたスパイスをいれて、複雑味とうま味を付け足します。
https://an-herb.com/cloves.html
自分で作るナチュラルな防虫剤なら安心して野菜を育てて食べられますよね。保存料も人口的な化学薬品もゼロです。スパイスの香りの力をかりて、ナチュラルな生活を送れる。ありがたいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?