「先生」という仕事って…
こんにちは😄 コーチング・マームの三浦真弓です。
10月上旬、元養護教諭としては、聞き捨てならない言葉を耳にしました。
「ほけんだよりって、あれ、必要?」
ま、正しくは、学校からのおたよりが月末には色々届くなかで、行事や持ち物などが書かれている学校だより、学年だよりは必要だけど、ほけんだよりや給食だよりなどは、不要だよねぇ…という話。
100歩譲って…
給食だよりは、その地域を担当している栄養士さん(または栄養職員)が作っているのでしょうから、不要に感じるかも知れない。でも、ほけんだよりは、その学校の、今の健康状況とかわかるから、何かと参考になるでしょ?
なんて話ながら、イマドキなので、ネット配信になっているものを見せていただいたら、あ…それなら捨てていいかも…となってしまったんです。
詳しくはこちらに
ありえない…
そう思っていたら、今度は、学校現場での児童生徒の性被害の話を伺いました。
残念ながら、愛知県でも、ときに、教職員の性加害による懲戒免職が報道されることがあります。その方の名前は報道されることはほとんどないので(地域や学校が限定されて、被害に遭った児童生徒はだれ?!みたいな詮索を避けるため)、あ~あ、残念な方がいたんだな…くらいの感想だったのですが!
今回、どのようにして、学校現場へお子様の被害を伝え、改善を求めたのかということをお聞かせ下さったのですが、現場が児童生徒を守るために、全然機能していませんでした(涙)
機能していない現場だったから、被害が拡大した面もあるかもしれません。管理職の方は、まさか、自分の学校で!?とでも思われたのでしょうか。
「先生」という職業は、これからの未来を生きる子どもたちが、自分の脚でしっかりと歩んでいけるように、成長や発達に合わせた知識を伝え、思考力を育てていく、そこに、喜びを感じられるものだと思うんです。
そのために、学校現場は安心、安全に学ぶことが出来る場所であって欲しいと思いますし、保護者さまには現状をごまかすことなく伝えて欲しいと思います。
それを考えたら、日にちを変えたら来年も発行できそうだったり、学校名を変えたら、転勤しても使うことが出来そうな「ほけんだより」はあってはならないし、保護者から「教師からの性被害」の訴えがあったら、子どもを守り、加害したと思われる教師にたいして、毅然とした態度で状況確認をした後、対応策を発動して欲しいと思います。
メルマガで「お子様の通う学校のほけんだよりを見せてほしい」とお願いをしたら、読者様が写メを送ってくださいました。その中には、その学校の児童生徒の様子がよくわかる「ほけんだより」も、もちろんありました。
ただ、どなたかが「どこでもつかえるほけんだより」を発行してしまうと、その学校の保護者さまは「これはいらんヤツ認定」してしまいます。その後、転勤で、素晴らしいほけんだよりを作る方がいらしても、改めて読んでくださるとは限らないんですよね。
いろいろな社会の変化もあり、先生方も、お忙しかったり気苦労が絶えないことももちろんあるでしょう。
でも、そもそもは「児童生徒の養護をつかさどる」ためにいる養護教諭ですし、管理職の方は文字通り「管理」していただきたいのは、職員も!です。特に、児童生徒が学校現場で「性被害」に合っているだなんて、ありえません。
多くの先生方は、頑張っていらっしゃるのは存じています。
疲れて、テキトーになるまえに、ぜひ、休日を取っていただいて、なんなら、1日くらい、いや、時間給でも取っていただいて、身体と心を休めていただいて、児童生徒のために頑張って欲しいです。
お願いします!
お子様の性的な成長に合わせて、性の話が出来るよう、こちらの講座を作っています。日本の現状は「国際セクシャリティ教育ガイダンス」にはほど遠いですが、家庭でも、そこに近づけて行くことはできますよ。
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