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誰にとって「神」なんだ…

こんにちは😄 コーチング・マームの三浦真弓です。

最近は、育休をとる男性も増えて来ました。また、乳幼児の子育て支援をしている友人たちの話に寄れば、検診や親の勉強会などに、夫婦で顔を出す家庭も増えているそうです。男性の育児参加が、増えてきているのですね。喜ばしいことです。

そんな微笑ましさをぶっ飛ばす情報が、先日、X(旧Twitter)に上がってきました。

つまり「自分の娘(幼児)を○○の湯の男湯に連れて行くので、見たい、触りたい人は来てね」ということを書いている掲示板です。幼児の身体に触れたい、性器を見たいと言う人が世の中にはいるのですが、そこへ、自分の娘を差し出している人がいるのです。

仲間からは「神パパ」と呼ばれているようですが、世間一般から見たら、こんな父親のどこが「神」なのか。とてもひどい児童虐待(性虐待)ではないですか。

よくよく読むと、ここにあげられていた場所は、愛知県内のスーパー銭湯。これ、銭湯側も、被害届を出した方がよいですよね。だって。これを知った普通の感覚の親子は、行きませんよ。自分の娘を差し出すタイプの父親がいて、それに群がる人たちがくる銭湯ってことになるわけですから。この人たちが、いつ、ここに集っているかなんてわかりませんからね。

子ども側から見たとき、今は、一緒におじちゃんたちとお風呂に入って、知らないおじちゃんだけど、パパのお友だちらしい人がカラダを洗ってくれて、今は、楽しい~みたいな気持ちかも知れません。でも、何かのきっかけで、こうしたことが明るみに出たとき「私、やられてた気がする…」となったら、精神的に大丈夫でしょうか。そのお嬢様。

実際に、X上には、実父にされていたから「今からでも裁きたい!」と言う方の投稿もありました。

この方、今でも、そのときの父親に「ありがとうございます」とニヤニヤしながら挨拶をした人の顔も覚えてるって…涙 かわいそうすぎる。

大きくなってからしか、認識できないことはたくさんあります。幼児さんは、まだ、何がお気ているのかわからないことばかりですものね。ということもあり、令和5年には、性に関する法改正があり、18才になるまで時効は発動しないことになりました。この方も、法に詳しい方に相談して、なんとか、救ってあげて欲しい。

世間一般的には、パパが乳幼児の相手をしていたら、微笑ましく感じるものです。育児、頑張っているパパさんなんだな。その間に、ママさんは他のことが出来たり、休養できたりして、いい関係だな。そんなふうに感じることが多いですし、実際には、そういう家庭の方が多いことでしょう。でも、今回のことで、楽観視している場合でもないな、ということも感じます。

性教育がどの世代にもされていない日本の教育ですが、本当にしっかり進めていくべきだと感じます。特に、プライベートゾーンについて。赤ちゃんがどうやったら出来るのか、とか、赤ちゃんがどこから生まれてくるのか、とか、それこそが「性教育」みたいに思う人もいるようですが、それは、医学的に科学的に説明が可能です。

それ以上に、自分のカラダは自分のもの。自分で、触っていい人を決めて良いし、イヤな人から触られそうになったら「イヤだ」と言える、そういう姿勢・行動力を、小さなうちから育てて行かなくてはなりません。これは、毎日の生活の中で、習慣化するように、コツコツ育てて行くことが必要です。

パパやママが大好き!パパやママの言うことは正しい♪と思っている幼児期に、イヤなことはイヤだと言って良いよ。イヤだと行ったら、パパやママも、やめるよ。という姿勢で、お子様に向き合ってくださっていたら良いのですが、

この出来事に参戦している鬼パパ(どこが神なんだ)は「パパの言うことをきく○○ちゃんは、かわいい😄」とかなんとか言って、手名付けている可能性があるのではないでしょうか。言うことを聴いているうちはよいのですが、そのうち、聴かなくなったら…体力でものを言わせるようになる心配もあります。

果たして、パートナーのママさんは、この事実、知っているのでしょうか。シングルパパの可能性ももちろんありますが、ママがいる家庭の場合もありますよね。「日頃は大変でしょう。ひとりで、ゆっくり入ってきて」とかなんとか言って、ママに感謝されて、でも、自分は見も知らない同じ趣味の男性に、自分の娘のからだを差し出している。場合によっては、露天風呂で開脚させている…そんな事実を知ったら、ママはどうなるのでしょう。ママの心が心配です。

会社のエライ方々も、男性社員が育休を取るようになっていることでしょう。これからの時代は、みんなで育てて行く、そういう時代でもあります。今まで、子育てを始め家庭のことは女性が頑張る負担の比重が大きすぎましたからね。

なので、男性社員が育休をとったり、家族で出かけたりすることを微笑ましく応援される社風もどんどん出来ていくことと思います。それはよいことです。ですが!実は自分の社員が小児性愛の何らかの事件を起こして、逮捕される…なんてことになったら、大変ですよね。帰宅してからの趣味や嗜好については、会社の責任ではないですし、そこまで、会社が介入することではない問題です。でも、会社においても社会人としての研修を、していただけたらと思います。

日本の学校教育においては、なかなか性教育は取り上げられてきませんでした。少しずつ、は、入ってきていても、それでも、他人に身体を触らせてよいの?というような、人権に関わる問題について話し合う授業は、道徳でしている先生があれば…くらいのことですからね。

国際セクシャリティ教育ガイダンスにそった性教育ができるのを、早急にのぞみます!ただし、こちらは5才からの内容。乳幼児の間でも、大人がいろいろなお世話をしてあげないと行けない年齢のときでも「まだ、出来ないから、大人がしてあげる」という姿勢でかかわるのと、「何も文句を言わないから、大人が自由に、興味本位でなんでもする」というのでは、大違いです。

性に関するトラブルは「心の殺人」とも言われます。それくらい、人権に関わる最悪な出来事になります。「ちょっとくらい」「自分の子どもだし~」という感覚ではなく、小さくても一人の人間として、大切に育てて欲しいです。


成長に合わせた、そして、国際セクシャリティ教育ガイダンスの年齢別にあわせた「家庭で出来る性の講座」を毎月、開催しています。上の方の学年は、小さい頃に何も話を聞いていない場合が多いので、それをフォローしつつ、成長に合わせて、家庭で出来ることをお伝えしています。ぜひ、ご家庭での話題に、子育てに役立ててください。



子育てにおける親の姿勢や、社会問題などは、こちらでお届けしています。


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