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性教育に「これを伝えたらOK!」という、一撃の一言はないからこそ…

こんにちは😊 コーチング・マームの三浦真弓です。

1つ前に、茅ヶ崎市の小学校で起きた性加害の事件を書きました。

その後、北海道では小学校3年生の男児を、中学1年生の男児が性加害する事件のニュースが報道されました。

小学生の児童相手に、このような事件が起きたことで、あぁ…と、気持ちが下向きになりそうな気もするのですが、一方で、明るみに出たと言うことは、良いことだと思っています。これまでは「そんなことを明らかにすると、のちのち、困るかも知れませんよ」みたいな流れで、被害者側が我慢させられてきた場合もあったことでしょう。

また、北海道の事件を見ると、やはり、男子も被害に遭うんですよ。これまでも、たとえば、ジャニーズ問題が明らかになる前だって、声を上げたかった男性はいたことでしょう。でも、
「男が被害に遭ったなんて言うのは、恥ずかしい」
「それくらいのこと、我慢しろ」
みたいに言われた方もあったことでしょう。

自分にとって、イヤなことをイヤだと言えることは、とても大切です。

しかも、プライベートゾーンに関わることですからね!

なのですが、保護者としては
「では、何をどうしたらよいの?」「うちの子が加害者はもちろん、被害者にもならないために、何をしたらよいの?」
という気持ちにもなることでしょう。

ですよね。
ほんとに、加害者にも被害者にも、そして、見ていて知らんぷり…とか、見ていてよくわからなかったけど、何をしてよいのかもわからなかった…みたいなことにならないで欲しい。親の願いだと思います。

そうなんですよ。
親としては、そう思う。でもね…申し訳ないけど…というか、残念ながら、「これを伝えておいたら、性加害も性被害も傍観者にもならない最強ワード」
というものは、ありません。

プライベートゾーンのことを伝えるのは大切。お子様から「どうしたら、赤ちゃんが出来るの?」「あかちゃんはどこから生まれてくるの?」と聴かれたときに、答えてあげることも大切。男性と女性の身体のつくりが違うことを伝えることも大切。小さい子には優しくしようね~と伝えることも大切。

お正月やお盆、お彼岸などにお墓参りに行ったり、仏壇の前で手を合わせることも大切。普段の食事で「いただきます」といって食べることも大切。

まだまだあるけど…
でも、それをしたからといって、絶対に性被害に遭わないかどうかはわからないし、加害者にならないとは言い切れないし、傍観者でいないようになるとは言えません。

毎日の、丁寧な日々のなかで、適切な行動が培われていきます。
親としては、一撃の一言!が欲しいのもわかる。毎日、忙しいですしね…

でも、一撃の一言はないから、毎日の生活の中で、お話しできることはしていただき、質問にも答えていただき、
「親に、身体のことは話しても良いんだな」
「困ったことがあったら、相談しようっと」
と、子どもが思えるような関係を作っておいてほしいと思います。

一撃の一言がないかわりに、朗報があります😄
もし、お子様の質問に旨く答えることが出来ず、お子様から白い目で見られたり「もう、いいわ💢」となったとしても、挽回が出来ます。

性のことを伝えている人によっては
「子どもの質問に、ちゃんと答えてあげないと、二度と話を聞いてくれませんよ!」
と言う人がいるようです(だから、そのために、自分の教材を買ってね♪という流れみたいですね)。

お子様の質問に旨く答えることが出来るかどうかなんて、答えてみなくてはわかりません。答えて、お子様が求めていた答えと違い、イラッとされるかもしれません。特に、思春期反抗期の年齢になると。そうだとしても、そして、その日は、口を利いてくれないみたいなことになっても!

翌日「おはよ~」と声をかけたら良いのです。
お子様は、すねているかも知れないけど、それでも、声をかけよう。そして、普段通りの、朝の準備をしましょう。

それが、家庭の、家族の良いところです。
一撃がないかわりに、何度でも、必要なことを伝えていくことが出来ます。そのコミュニケーションが、性のこと、身体のことではなくても、例えば、進路のことだったり、勉強のことだったりというときの話題にも、良い影響を与えるかも知れませんよ。

ビビらず、毎日の生活の中で、お互いが良い関係を育てていけますように。

お子様とのコミュニケーションのやりとりが気になる、何か、目標を持って進んでいきたい、などのご希望は、コーチングセッションで解決することが出来ますよ。

また、お子様の年齢や性的な成長に合わせて、適切に関わる方法や、身体の情報等を学ばれたい方は、年齢別の性の講座をご利用下さいませ。


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