freee裏技集(随時更新)
摘要残高・補助科目を効率よく設定したい!
以下は、期末の売掛金残高15,911,659円について取引先別の残高が設定されていない状態です。この状態では、正しい決算を組むことが難しく、勘定科目内訳書を作成することもできません。
これをどう解消するか?1つ1つの仕訳について個別修正をするのは非常に煩雑です。
この時に使えるのが「振替伝票」です。期末日付で以下のような「摘要残高設定用」の伝票を起票します。
別途、科目ごとの取引先別管理をしているエクセル(売掛・未払一覧等)があれば、以下のようなfreee取り込み用フォーマットに加工することで、インポートにて一括登録することも可能です。
取り込み用サンプルはこちらから
取り込み方法は以下ヘルプ▼仕訳データをfreeeへ取り込むを参照ください。
試算表>売掛金に戻ります。取引先別に展開すると、2020年12月期末に「未選択」で残っていた15,911,659円が0円になりました。
代わりに、以下3社に残高が割り振られています。
これで、売掛金の取引先別残高を整理することができました。
振替伝票から未決済取引を作成する
前期データの移行をfreeeに依頼すると、取引形式ではなく仕訳(振替伝票)形式で設定されます。振替伝票形式で作成されたデータについては、未決済取引の消し込みができないので、不便です。
(なお、未決済取引の消し込みを使わず、直接「未払金」などと勘定科目を打ち込んで処理するのでも、会計上は問題ありません。何言ってるかわからん!という方はこちらのヘルプを参照ください)
ここで使えるのが、振替伝票から未決済取引を作成する方法です。
決算申告>振替伝票 画面に「未決済取引を作成する」というボタンがありクリックします。
先ほど作成した以下3社の売掛金伝票について未決済取引を作成してみます。
「取引を作成する」ボタンを押し、
「保存」ボタンを押します。
これで、振替伝票データから取引データが生成され、未決済取引として、消し込み候補にも出てくるようになりました。決済期日も入れることができます。
この機能を使っても売掛金の仕訳が二重に登録されるわけではないので、安心して使うことができます。