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働く高齢者こそNotionを!

わたしが週3日出勤している会社は半数が50歳以上、40歳以下の割合はなんと10%にも満たない超高齢企業です。(製造業です)

なので「覚えてない」というのがデフォルトみたいなところもあるため、他のところで働くよりはうっかりミスが許されるというある意味ヤバい会社です。

その中でもわりと高齢な部類に入る57歳のわたしが最近Notionをはじめました。最初は単なる興味でやり始めたのですが、やっているうちに

働く高齢者こそNotionを使うべきだ

と思うようになりました。
(Notion:超多機能なスケジュール管理アプリ…では言い足りないですけどまぁそんな感じです)

というのも経験値はある程度あるものの、ここ2、3年の間にその経験値を揺るがす現象がわたしの身に起こってきたからです。

そうです。

老い

です。

昨日したやりとりの記憶があいまいだったり、うっすらした記憶はあるもののその記憶に自信が持てなかったりするというふうになってきたのです。

マメにメモを取る方だとは思うのですが、短期記憶が衰えてくるとまずどこにメモを残したかいちいち記憶を呼び起こさなくてはいけません。

そして一日のタスクも若い頃は、要点の単語だけ書いておけばすぐピンときたのですが最近はそのピンと来るまでの時間が昔の5倍、いやもっと遅くなってます。ToDOリストを前に頭が真っ白になることもしばしば。

思い起こせば、40歳ごろからだんだんとそういうふうになってきていたとは思うのですが、だいたいいつでも年下の同僚がいて「あれはああだったよね?」と聞くと「そうですそうです」とフォローしてくれたり、失せ物を探してると「どうしました?何か探してます?」と聞いてくれて「はさみがないのよー」と答えると「さっきコピー機のとこではさみ使ってましたよ」と教えてくれるなど、いろんな場面で年下の同僚に助けられてきたので、困ることはなかったのです。たぶんですけど、みんな喜んでわたしのお世話してくれてました(笑)

※余談ですけど、すごい他部署の人に腹が立って怒ってたことを、わたし2か月もすると何で腹が立ってたのかを覚えてなくて、年下の同僚に「わたしあのときあの人になんで怒ってたんだっけ?」と聞くと「これこれこんなことで怒ってましたよ」と教えてくれたりしたこともありました。
すぐ忘れすぎ←

転職してもその先々で不思議といつもそういう年下のお世話してくれる人に恵まれてきたのですが、ついに先日今の職場でわたしをお世話してくれてた人が退職していなくなり、家庭では同じくわたしの外部記憶装置兼遊び相手だった娘も嫁いでいなくなり、わたしの古びたOS?ハードディスク?よくわからないけどそういうものが悲鳴を上げ始めていたのです。

そこで、たまたま触り始めたNotion。

めちゃくちゃ便利!!
覚えておきたいことをじゃんじゃん詰め込める!!
しかもきれいに収納出来て取り出しやすい!!

記憶の断片的なもので常にいっぱいだったわたしの頭の中に少し空間ができました。

Notionって若い人にとってももちろん便利だと思いますが、高齢者にとっては老眼鏡のような、補聴器のような、入れ歯のような、もともと使えていた自分の若い頃の機能を少し呼び戻してくれるような存在なのです。

最初はとっつきにくいところもありますが、感覚的に使って覚えていけるタイプのアプリなので、働く高齢者こそNotionを!!
使ってぜひその便利さを実感してほしいと思います。






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