新しい習い事|誰だってはじめは初心者をつぶやく日
高校時代部活で国体選手の先輩の座右の銘。それから20年以上何か新しいことを始めたり、始めたばかりで失敗したり時に笑われたりした時に自分の肩にぽんっと手を置いてはつぶやく言葉になった。
人生で最も避けていたスポーツを始める
小中高大と運動部、サークルに所属していたけど、なぜかやったこともないのに苦手意識が強くて頑なに拒否していたスポーツ、テニス🎾一生やることはないだろうなと思っていたのに何故か40代目前にチャレンジすることに。
きっかけは新しく夫がテニスを始めて「歳を重ねても長く楽しめるスポーツ」だから家族でテニスをやってみない?と誘われたからだった。
運動はどちらかというと、走ったりダンスをしたり身体一つで楽しめる類のものを好んでやってきたが(球技もやったけどコントロール力がいかんせん...)家族間のコミュニケーションツールの1つになるのはいいなぁと始めてみようと軽い気持ちで始めた。思春期の娘も一緒に同じ時間帯のスクールに通い始めた。
しかし、テニスを今まで避けてきた自分の直感を褒めてあげたいくらい、うまくできなくて笑ってしまう。テニスボールが垂直にラケットに当たらないし、他の方みたいに「パシュ」っていい音もしない。
本当に全く知らない道を走るのは怖い
初心者クラスにいるはずが、本当の初心者マークは私だけでみなさん学生時代にみっちりやっていた方ばかりなのも、初心者マークが一層目立つ。
1対1で最初の球出し(最初にポーンと球を打つ)でさえ満足にできなくて、飛びすぎたり、へんな回転がかかったりとにかくラリーを続けることさえままならない。
「習い事にきてるのに私とあたると練習にならなくて申し訳ないなぁ」と唇をきゅっと結びたくなるときに、「大丈夫大丈夫、誰だってはじめは初心者だから」と心でつぶやく。
もちろんつぶやいたからといって、ボールがうまく当たるようになるわけではない。でも「申し訳ない」「恥ずかしい」「全然できなくて辛い」とネガティブワードが止まらなくなるストッパーになってくれる。
だって人生ではじめてなんだから、体の使い方もボールを捉える感覚もまだ養われていないからしょうがない。
いつもと違うことを少し手を伸ばしてやってみる
新しいことを学んだり、挑戦したり、少し今までとアレンジしたりするのは割と好き。だけど年齢を重ねるごとにちょっとずつ怖さを感じる度合いが強くなっているなと感じることがある。
やり方がわかっていたり、見通しがたっていると安心するけどたまに手と脳を伸ばして筋トレしたくなる。
「豊かな40代を過ごすために何ができるか」というのが最近の興味関心。ラリーをスムーズに続けられない自分のテニススキルに一喜一憂するけど、この数ヶ月で全く前に進んでいないわけじゃない。
このいつもと違うことをちょっとやる、負荷をかけていることが、きっと豊かな40代を過ごすための要素の一つになってくれると信じて。
今日もおまじないのようにひっそりとつぶやく。
自己紹介✈️📚