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自家中毒でお悩みの方へ

①自家中毒とは

食の細かった息子は自家中毒を起こしてました。

ケトン(アセトン)血性嘔吐症とも呼ばれ
疲れ、ストレス、興奮だったり
食事をとらず飢餓状態などが引き金で起こるもので、病気というよりその症状を指してます。

体内では血液中のブドウ糖が足りなくなり
脂質でのエネルギー代謝に切り替わった際、代謝物であるケトン体が血中に増えることにより起こります。

症状がみられるとブドウ糖を口に含ませ、
また年齢が上がり抵抗力がついてくる小学生頃には起こりにくくなると言われてます。

子どもは体調が急変しやすいですよね。
夜中の症状が多く救急に行ってました。
息子の場合ですが中学生の時も起こしてました。

似た症状でお悩みの方がいらっしゃると聞き
当時の様子を書きます。


②食べない日は寝れなかった

初めての症状は幼稚園のころ、
お正月に義実家で集まり
ワイワイ息子は楽しく過ごしてました。

楽しく過ごしてたから体調など気にも留めく
あまり食べてなくても何も思わず。

夜中急変した時は食中毒かと思いました。

小学生になると
流しそうめんの次の日(大好物)
友だちが来てはしゃいだ日。

そんな日の夜、自家中毒になりました。
グッタリの姿を見るのは辛いですね。

疲れて晩ご飯食べる前に寝たら
叩き起こしてブドウ糖を口に含ませ
それもできない日は眠りは浅かった。

友だちとはしゃいる顔を見るのは嬉しい。
嬉しさの中に
そんなに興奮しないでーってドキドキし。

小学校の林間や修学旅行には
たくさんのブドウ糖を持たせソワソワでした。


③病院では

ネットで検索すると精神的要因と
書かれてるものもあります。

過保護に育てられた。
もしくは厳格に育てられた。
依存性が高い。
症状が出たとき周りの不安が症状悪化。


それも理由のひとつであるかもしれないが
グッタリした子どもを前に。
そして、次いつ起こるか分からない不安の
ママに対して自分責めの材料にしかならないと
感じました。


鉄ミネラルの話を知ると
栄養不足が理由だったと分かりました。

栄養を吸収できる土台ができると
代謝の流れがスムーズになっていく。

精神的要因は自律神経やホルモンに関係するので栄養を吸収できるとバランスが整いやすくなる。


子どもへの関わりだけでそうなったのではなく、栄養状態が整うことにより
精神的要因があったとしても緩和される。

息子をみてると、そう思えます。



小学生の頃かかりつけ医に
「中学になると症状がなくなりますよね?」

息子の偏食は変わらないし栄養もよく分かってなかった頃ききました。
「成長したら必ずなくなるとは言えない」

この先も続くんだ。
中学になって一度症状が出たとき
やっぱり、と
成長しても変わらない不安がありました。


今になると、かかりつけ医の
『必ずなくなるとは言えない』は
息子の当時の栄養状態をみて言ったんだ。

『成長(中学になる)しても』は
思春期の成長期になるとたくさんの栄養をつかうから、小学生の時になくなるとは言い難い。

そうだったんじゃないかなと想像してます。


③17歳になり工夫してること

中学で一度症状が出て以来
晩ご飯食べない日も
疲れた日も自家中毒になってません。

必ずなくなるかどうか分かりませんが
調理の工夫を始め
表情や体力の変化がみえ
起こりそうな気配も感じなくなりました。


タンパク質・鉄・ビタミンB群の摂り方を調理の工夫で変えました。

タンパク質は食べる量より吸収されやすいもの。
アミノ酸が豊富な低分子タンパク質の
ボーンブロスや出汁ペプチドスープを料理に使うことにより
消化吸収がされやすく腸の弱い息子にも合った。

偏食があり食べるものに限りがあるため
食材を変えるのではなく出汁など
水分からタンパク質をとる方法に変えました。

カレーや肉じゃが、お味噌など。
これまで水をつかってたものを
これらのスープに変えました。


鉄分は鉄玉や鉄のフライパンなど
調理器具から摂れるように変えました。


ビタミンは未だに試行錯誤です。
炭水化物が好きな息子。
お米を7分米にしたりキヌアを混ぜたり
お米に工夫を加えました。

これは息子の食べやすいものに対しての
工夫であり、
お米が苦手なお子さんもいるだろうし、
スープが苦手なお子さんもいるかもしれない。

偏食でお悩みのママはどうすればいいか分からないかもしれない。
お子さんの好きな食べ物にどんな工夫をするといいかな?と考えるのが始まりだと思います。 


何か参考になれたら幸いです。




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