2019.03.16 JHLプレーオフ2nd

第43回JHLプレーオフ2ndステージを駒沢体育館で(初めて一人で)観た話。


前日、1stステージの試合をTVで観た私は、駒沢に単身乗り込むことに決めた。

午後に入っていた予定を無理やり後ろにずらし、カメラをリュックに詰めた。


当日券の販売は13時からということだったのだが、「土曜だし…」「プレーオフだし…」と思い悩み、結局11時に駒沢体育館についた。


うん、誰もいないよね。

※誤解のないように補足すると、この日は1500人超が来場してます。

皆さん前売り買ってるよね、そりゃそうだよね。



のんびり2時間をつぶし、当日券を買って館内へ。もちろんアリーナ席!


館内にはベストセブン賞とシュート阻止率賞を甲斐選手が受賞していて、そのボードがあったので嬉々として写メ。


練習中の写真。

甲斐選手。

画像1


門山選手。

画像2

練習を見学して、いよいよ試合!

選手紹介の際に車体のタオルを投げてプレゼントしてくれるのだけど、なんと門山選手に投げてもらったーーー!!


試合前の門山選手。

画像3


私一人異常にテンション爆上げで試合開始。


車体は吉野選手、渡部選手、杉岡選手らが点を重ねるが、試合は豊田合成にリードされる展開。

前半終了時点で合成15-車体12と3点の差をつけられる。

合成は何度か2分間退場を受けていたから、試合を有利にできると思ったけど、そんなに甘くなかった。


前半の写真。

吉野選手。


画像4


甲斐選手。

画像5


杉岡選手。

画像6


門山選手。

画像7



ハーフタイム。

友人の"ともや"氏(夫の野球観戦仲間であり今やハンドボール仲間でもあるイズミメイプルレッズファン。広島在住のはずだが全国に遠征するツワモノ。)と挨拶。

『逆転しますよー!』と言ってはみた。そしてそれを願ってもいた。

でも、叶うかどうかは誰にもわからないのだ。


後半開始すぐ、高智選手の2連続得点、津屋選手の7mスローで一気に追い上げる!と思ったけど合成にも連続得点され、やっぱり苦しい。

なかなか点差が縮まらないと思っていたけど、後半10分くらいで高智選手、藤本選手の得点で3点差は2点差に。

さらに後半18分くらいで津屋選手、岡元選手の得点で2点差は1点差に。


私はこの辺から興奮のあまり手が震えて涙が出てきた。

初心者の私が観てるだけでこれだけアドレナリン分泌されてたのだから、選手の皆さんはどれほどだったろう。

車体チームに、まるで火山のようなものすごい熱や力が宿ってるのが分かった。

ガッツポーズをしたり、ベンチもみんな立ち上がって拳を挙げたり。

熱は生まれ、伝播して、渦を巻いて、また新たな熱を生んでいく。

私はその熱に浮かされて、泣きながら叫びながら必死に応援してた。


後半20分、藤本選手の7mスローが決まりついに同点に追いつく!!

吉野選手、岡元選手の得点で差を広げる。



試合終了間際に甲斐選手が相手の7mスローを止めるという超ファインプレーをして、私はもう完全に理性が崩壊して我を失っていた(笑)

スコアブックによるとそれが29分18秒のことなので、このセーブで勝利を確信した人も多かったのかも。

初心者の私はまだそんな逆算は出来なかったけど!

あとこれもその時の私にはわからなかったのだけど、車体はタイムアウトを最後の最後に行使して、残り20秒を有利に使った。


後半の写真。


後半の攻撃の口火を切った高智選手。

画像8


吉野選手。と熱いベンチの皆さん。

画像9



加藤選手が好セーブして、渡部選手が観客を煽ってるところ。

画像13


すごい熱量だった。


そして試合終了のブザーが鳴った。


なんという試合だったんだろう。

他のどの点を取り合うスポーツもきっと同様に、逆転は難しいものだ。

そして逆転は熱い。(断言)


試合後の写真。

画像11

画像12

画像13


画像14


試合後、みんな抱き合って喜んでるし、高智選手とか吉野選手は多分ちょっと泣いてたし、

監督インタビューで監督泣いちゃってるし、

キャプテンインタビューで渡部キャプテン泣いちゃってるし、


まだ準決勝!!(もらい号泣しながら)


でも、泣いちゃってる渡部キャプテンを見ながら、私は車体というチームが好きだな、と素直に思っていた。


この試合、車体は退場者を出さなかった。

クリーンで、激熱で、最高だな!


それと、トヨタ車体が勝った試合を初めて現地観戦できたのもこの日ということになった。


勝負事なので、勝者がいれば敗者がいる。

相手チームの選手だって全力で勝ちに来てる。それを応援してるファンもたくさんいる。

そして、双方勝てば嬉しいし負ければ悔しい。

表裏一体のこの感情も、応援できるものがあるからこそ生まれる。


さて、明日の決勝は大崎電気と。

リーグ戦1位だったので、待ち構えている。

明日も、長い一日になるのだ。



最後に余談ですが、日本ハンドボールリーグの略称は「JHL」でした。

はじめ何の違和感もなくNHLって書いてて、今日"かぷ夫"(かぷお。私の夫。趣味が渋滞中)に言われて初めて気づきました。

日本じゃなかった!日本って言ってるのにJAPAN!!

間違いを訂正したところで心置きなく次回は決勝戦の事をたくさん書きたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?