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発達障害当事者ママとその子供あるある~公園編 part2~



1,『おともだち』に手を出してしまう時期は母にとって 修行期間のように苦しい期間ですね。 子供にとってはどうなの?


大きな声では言えませんが、子供にとっては 『学びのきっかけ行為』なのです。

発達障害をもっていたり、グレーゾーンの子供は定型発達の 子供に比べ口よりも先に手が出てしまう場合が少なくないようです。

気持ちを上手に言葉や表情で表現するのが苦手、 そして自分の感情をコントロールすることも苦手。


2,ある日おともだちが使っている玩具を使いたくなりました。


衝動で、奪い取ろうとします。
そしておともだちを叩いて奪い取ることに成功しました。
子供は残酷です。 時に相手の気持ちより自分の欲を露骨に優先してしまいます。

母はビックリして子供を叱ります。そして相手のおともだちに 謝ります。

3,我が子がおともだちに暴力をふるってしまった場合、母がまずすべきこと(現場を目の当たりにしたこと前提です)


1,我が子を叱る

2,相手のお子さんとお母さん(お父さんなど保護者の方)に誠意を込めて謝る。

3,我が子に暴力を奮う事はいけない事を冷静に伝える。
「おともだちを叩いてはいけないよね?」

4,暴力を振るった理由を聞く。
「どうして〇〇ちゃんを叩いたの?」

5.子供の気持ちを受け止めたうえで、子供にどうすれば良かったか考えることを促す。
提案する。
じゃあ、「〇〇ちゃんのおもちゃ使いたいから貸して?って言ってみるといいよね。」

5,相手のおともだちにあやまることを促す。
「謝れないのなら、公園でもう遊べなくなるよ」と伝え、公園から連れて帰る。

それを根気よく続けます。
公園で遊べなくなる事がわかると、次におともだちを叩きたい衝動が出てきたときも自分の行動を抑えようと 我慢するはずなのですが・・・

我が子はしばらく『叩く(母が瞬時に我が子の手を止め未遂に終わることも ⇒母に叱られる⇒連れて帰られる』を繰り返しました。

4,そろそろあの公園には行けないなぁ・・・と 感じてきたある日

おともだちに叩き返されました。
それから我が子の『おともだちを叩く』という行為は嘘のようにピタリと止まりました。

5,子供はそこで初めて『おともだちを叩くという事はいけないことだ』と学習したのだと思います。

それまで変わらない態度でお子さんを我が子と遊ばせてくださっていたお母さん方々には申し訳ない 気持と感謝の気持ちしかありません。
子も成長し、冷静となった今となれば『本当に叩き返されたあの日まで、変わらず公園へ連れて行って 良かったのか?』という疑問がないと言えば嘘になります。

6,母が言っても子に伝わらない場合は、早めに市区町村の育児相談窓口に相談

もしくは最寄りの認可保育園などの保育士さん、もしくは民間の発達障害の療育に特化したカウンセラーに相談するのが、 母子にとってもおともだち親子にとっても傷が浅く済むのかも知れません。

7,公園で社会性が身につくことにこだわり過ぎなくてもいいと提示したのは、こういった 過去の傷があるためです。

まだ言葉で想いを伝え合うのが難しい年齢の子供達に、無理に公園で 社会性を身に付けさせようと考えるのは、時と場合にもよっては母のエゴだと言わざるを得ません。

普通に生きていても生きづらい発達障害を抱えたママや子供だからこそ、無理はしない。
『笑顔で過ごす』を優先していいのです。
社会性も少しずつ身につけて行けばいいのです。



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