【海外教育】非認知能力を育む-子どものための哲学
P4C, Philosophy for Children 子どものための哲学を聞いたことがありますか?
イギリスで取り入れられている教育方法で, 息子の学校で勉強会があったので, 翻訳者・コーチの視点から要点を解説します。
子どものための哲学とは
哲学を活用した正解のない問いかけをし,子どもが自分の意見や理由を考えたり,他者の意見を聞き,議論をすることで,他者への関心,協調性,創造性,クリティカルシンキングを養います。
具体的にはどうやるの?
①まずは土台のルールを共有しよう
-どんな意見も尊重します
-安心安全な環境を作ります
-全員1つは意見と理由を出します
-反対意見も歓迎します
(意見に反対であっても,子ども自身を否定するものではありません)
②話し合ってみよう
たとえば『あなたは巨人になりたい?それとも妖精になりたい?』
どちらを選んでも,両方選んでもOK!
③さらに質問してみよう!
『なぜそれを選んだの?どうやって決めたの?あなたは/他の人はどう思うの?』
答えに正解はありません。
意見や理由を考える事,他者の意見に耳を傾ける事に意義があります。
日本人は意見を言うのが苦手とよく言いますが,海外の子どももこういった教育を受けて,小さい頃から訓練を積み重ねています。
効果的な問いに答えるために,自ら考える,言葉にする,他者に伝える能力は,日本はもちろん国際社会において,大人も子どもも求められる能力です。
コーチングはまさにこのプロセスを訓練していきます。
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