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架空人物自伝「ぬいぐるみメーカーの社長」

幼少期とぬいぐるみ

両親は共働きで、兄とは少し歳が離れているため、家に一人でいることが多かった。当時はあまり子供が1人でできる娯楽が少なかったため、暇を持て余すことが多かった。そんな私の唯一の趣味はぬいぐるみ作りであった。母親から裁縫を教えてもらったことがあり、それから時間がある時によく練習をした。最初は基礎的なことをしていたが、徐々に応用的なものを作るようになった。ぬいぐるみ作りも段々と上手くなっていき、いつか母親に自作のぬいぐるみをプレゼントしたいと思うようになった。

裁縫を初めて1年くらい経ち、ようやく母親へ渡すぬいぐるみが出来た。茶色の猫のぬいぐるみだ。プレゼントするまでずっと作っていた事は内緒にしていたので、きっと驚くだろうと思っていた。母親が仕事から帰ってきた16時頃、私はラッピングしたぬいぐるみを渡した。母親はとても驚き、そして褒めてくれた。

「すっごく上手だよ。頑張ったんだね!美咲ちゃんの気持ちがこもっててなんだかぬいぐるみも嬉しそう」

母親のその言葉がとてもあたたかくて、今でもよく思い出す。これが私がぬいぐるみメーカーを起業するきっかけのひとつだったのだ。

大学時代

私は都内の大学に進学し、デザインを専攻していた。ぬいぐるみ作りをきっかけに、モノづくりへの興味が湧き、もっと学んでみたいと思ったのだ。

大学では主にプロダクトデザインについて学んでいた。それと並行してマーケティングや製造プロセスなど、経営に関することも学んでいた。ここで学んだ事が後に大きく活躍することになる。友人とともにおもちゃデザインのプロジェクトに取り組んだり、インターンシップにも積極的に参加し、自分が何をしていきたいのかについて確立するようになっていった。

一般企業への就職も考えていたが、ゼミの教授に後押ししてもらい、おもちゃメーカーへの就職をすることに決めた。その企業は有名なおもちゃメーカーで、家族や友人はそこに就職することにとても喜んでくれた。私には7つ離れた兄が居て、彼はエンジニアであった。理論的な性格でモノづくりには興味がなさそうだとずっと思っていたが、私が就職することを報告した際、珍しく褒めてくれたのを覚えている。

就職と起業

おもちゃメーカーへ無事就職した私は、おもちゃのデザイナーとして数年働いていた。楽しんで仕事をできていたが、「自分のやりたいこと」とは少しズレているように感じるようになっていったのだ。確かにモノを作る楽しさという点ではやりたいことのひとつではあったが、何か足りないと感じていた。

そこで、自分のやりたいことを整理してみることにした。思い浮かんだことをノートに書き出した。そうして出た結果は、「ぬいぐるみメーカーを自分で作りたい」だった。私にしかできないあたたかみのあるぬいぐるみを作りたい、その想いが強くなっていたのだ。

最初から起業するのは難しい。まずは自分のできる範囲で私なりのぬいぐるみをアピールすることにした。街でたまたま見かけたポスターに、ハンドメイドのフリーマーケット開催のお知らせが載っていた。開催まで約3週間。私は昔のように手作りのぬいぐるみを作ることを決めた。
手芸屋に行き、布や糸を調達する。この時の私はとてもイキイキしていたと思う。これが自分のやりたいことなんだ、改めてぬいぐるみが好きなことを実感した。

それから3週間、仕事が終わったらすぐに裁縫に取り掛かっていた。正直とても忙しいし疲れるけど、それよりもやり甲斐を感じられていることが嬉しかった。販売する数は多くは無いが、丁寧に作り、かつリーズナブルな価格で売ることで注目を集めようという計画でフリーマーケットに臨んだ。

フリーマーケットでは予想していたよりも人が多かった。申し込んだ際に決められたブースに行き、商品や看板を飾り付ける。
フリーマーケットが始まり、私は自作の看板を持ち呼び込みをした。最初はなかなか見てくれる人は居なかったが、一人見始めると次第に人が集まり始めた。買ってくれたお客様の年齢層は様々で、まさに私が求めていた「幅広い人から愛されるぬいぐるみ」になってくれたのだ。
結果として、ぬいぐるみは完売した。正直完売するのは難しいと思っていたので、とても嬉しかった。
自分の実力を感じ、これなら起業も上手くいく、そう思った。

そして私は独立するため働いていた会社を辞めた。一緒に働いてきたメンバーは私の起業を応援してくれて、周りの人に恵まれていることを実感した。

資金集めについても話そう。ちょうどその頃、クラウドファンディングというものが誕生した。それを利用したり、家族に支援してもらったりして少しづつではあるが資金集めを始めた。最初はなかなか集まらず、素材を調達するためのお金もなかなか捻出できなかった。数年かかり、何とか小さなお店を経営することに成功した。メーカー同士の競争は激しく、SNSや口コミ、広告に力を入れ会社をアピールするのは大変だった。大学時代に学んだ経営の知識や、マーケティングや経営に詳しい友人の力を借りてアドバイスを貰い、コツコツとお店の規模を大きくすることが出来た。

現在の活動と今後の目標

現在は会社独自のキャラクターのぬいぐるみの販売や、カスタムオーダー、季節限定商品も手掛けている。会社の規模が大きくなり、デザイナーも何人か雇っているが、私自身もアイデアを提供したり、アドバイスをしたり積極的に制作チームと関わっている。

私は今後、さらに私たちのメーカーの名前を知ってもらい、そして誰からも愛されるブランドにしていきたいと思っている。また社会問題にも貢献できるような持続可能な素材の使用や、子供達への支援活動も行っていきたい。
私たちのぬいぐるみを通して、少しでも多くの人々に幸せや笑顔を届けられることを目指している。

ちなみに、現在人気の商品は「星の旅人」シリーズのぬいぐるみだ。このシリーズは夜空や星座をテーマにしている。手触りや大きさの他、細部までこだわり一緒に居るとリラックス出来るぬいぐるみに仕上げた。是非家族や友人にプレゼントしてみて欲しい。

生成AIへのインタビューをしてみて

人間相手のインタビューとの違い

ひとつの質問にかなり詳しく答えてくれたので、自伝が書きやすかった。ただ答えてくれた情報が多くどこをまとめたらいいのかかなり悩んだ。
人間相手にインタビューをする時は緊張してしまうが、相手がAIだと少しは緊張せずインタビューする事が出来た。

難しかった点

自分の求めている回答を上手く導き出すのが難しかった。実は名前が上手く生成されなくて何度かやり直した。
質問を考えるのも思っていたより難しくてインタビューに時間がかかってしまった。

もとのインタビューのリンク

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