飼い主の独り言２　〜さくら猫の様に〜

ニャンたちは人間のベッドに集結し惰眠を貪り中
2号がチラリとこちらを見る

気付けばツクツクホウシがいなくなり
…そういえばヒグラシ
あまり聞かなかった気がする
？

虫の求愛の声が耳に優しい
ドングリが上から落ちてくる
コロン、カラン、ポトン
散歩中気づいて
暫しその森のリズムに聴き入る

木々は色を纏い始めていて
彼らはそんなつもりもなく
人を楽しませてくれている

ニャンたちは
ただ毎日自由に生きているだけなのに
そんなつもりもなく
私を楽しませて
慰めてくれて

愛を感じることを躊躇わせない
我が子と変わりないんだよな、ホント

子供が幸せなら私は幸せだ
沢山苦労してきたけど、
今子供が充実した生活をしてるなら
私は報われる

合わせて５人の子供たち
ニャンは私が守るが

息子よ、娘よ
不透明な世の中だけど
何とか生き抜いておくれ
自分の力で　逞しく

さくら猫さんたちのように

最後は祈ることしかできないんだよ
親は
でも最後まで祈るんだよ
子供たちの幸せを

気張れ