まだやれてない事
ひとり旅がしたかった。
バイクで。
まだと言ってもこれから出来ればいいのだろうけど
目に見えて体力がなくなってきているので遠くに行くとか
何日も行くとなると自信がない。
バイクの免許を取りひとりでふらふらとし始めたのが33歳の頃
婦人科系の手術をし離婚した頃。
もともと休みが一般的な土日休みではなかったので1人で出かけることには全く抵抗がなかったが一度ひとりで遠くへ行くと麻痺するというか
このままどこへでも行けそうな気がしてくる。
お気に入りだったのは東北へ行く事だった。
何か理由をつけて
主に食べ物だったけれど目的が食べ物であったなら
経過は美しい東北の景色のみで頭の中がすっきりして
道だけを考えていればいい状況がとても気に入っていた。
冬は雪が降るのでそれ以外の季節に限られてしまうが
高速道路を使うこともあれば下道で信号の無い長い国道を走るのが大好きだった。
今でもよく晴れた気持ちの良い日は乗りたくてうずうずする。
諦めてはいない。
何年もしていなかった事に自信がなくなってしまっただけ。
あんなに沢山乗ったのにと思うけれど実際に乗った期間は5年ほど。
免許を取ったのがそこそこ年を重ねたあたりだったのもあるが
婦人科系の手術をしているのでお腹が切れていて
物理的に乗れない期間があったのもある。
同じく狂ったように行っていたスノーボードも今も行きたいなと思うけれど
体力のなさは同じなのにバイクよりもずっと長くやっていたスノーボードは
今すぐにでも行ってやれる自信があるのだ。
スノーボードの方が体を使うと思うけれどスノーボードはスペシャルではなく日常という感覚。
同じく頭も心もスッキリするのだが。
バイクの免許はカウンセラーの資格をとる前にしたチャレンジだった。
自分で何かを思い自分で行動するという選択。
小さい選択の積み重ねが1日を作り1週間を作り1ヶ月を作り1年になる。
その選択が自分に向くか人に向くかで大きく変わり
そのどちらも正解ではなく不正解でもないと思う。
選択するということ。
自分で選んだと思えば自分で責任を取るしかない。
どこに落とすのかも自分が納得すればそれが正解になる。
正しいこと全てが正解とは限らないのだ。
大切なのは自分で選ぶということ。
そこに自分の気持ちがあればそれが良い。
話が逸れたがバイクで一人旅は諦めてはいない。