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完全復活!「エンタ!371 番組記録館」1階
「エンタ!371 番組記録館」へようこそ。
私は記録館館長の沢田です。
このnoteはスカパー!内でかつて放送していた「エンタ!371(つくばテレビ)」の資料館です。ごゆっくりとお楽しみ下さい。
入口「エンタ!371」とは。
早い話が現在放送中の
「アイドル専門チャンネルPigoo(以下"Pigoo")」
の前身です。
Pigooとエンタ!371の共通点として
・「パックセット対象外」につき単独でのチャンネル契約が必要。
・月額1,000円を超える高めの料金設定。
・出演者に必ず女性タレントがいる。
があります。
逆に
・エンタ!371からPigooになって変わった点は何か?
・今のPigooを観ていれば充分でありエンタ!371を振り返らなくてもよいのでは?
については追々語ります。
それでは開館です。いらっしゃいませ。
1階:エンタ!371番組"文字"資料展示
ここではエンタ!371でかつて放送していた番組群を"文字"主体で資料展示しております。
諸般の事情により当館では番組の画像展示を見合わせております。
その代わりに番組タイトル並びに出演者名といった固有名詞を提示することで可能な限り情報の信憑性を高めております。ご了承願います。
『エンタdeパンチ』
「月曜から土曜までさまざまなエンタメ情報をお届けする『エンタdeパンチ』」
アニメ、ゲーム、実写映画、コスプレ、本(写真集)、アイドルをテーマに曜日別の内容で放送されました。
収録形態はこれまたスタジオセットに曜日別MC二人を起用し、発表会・舞台挨拶等のイベントロケ収録映像も挟まれます。
その一部をご紹介。
ゲーム
1:ゲイムマン氏はコーナー内限定ながらもれっきとした『エンタdeパンチ』レギュラー出演者でした。
ぷっすまもゲームショウのイベントもTVチャンピオンもエンタdeパンチも、こっちから営業活動したわけじゃないし。こういうところに出させていただいた僥倖に、決して甘えているわけじゃないと思うけど、ここ2年半くらいテレビに出られていない。
— ゲイムマン(府元晶・竹谷新) (@geimman) March 9, 2010
酒缶さんのここ最近のアイドル関連ツイートを見てると、私が「エンタdeパンチ」でレギュラーだった頃にツイッターがあったらよかったのにと思う。カレッツァ推しのツイートめっちゃしてたよ多分。
— ゲイムマン(府元晶・竹谷新) (@geimman) August 4, 2012
ゲイムマン氏(@geimman)のアカウントでもいくつか触れていました。
(前期)「ゲーム語講座」と題したゲーム語の解説。
(後期)「レトロゲーム」に挑戦する際にそのゲーム内容を紹介。
2:ゲーム・ホビーの日出演者の一人は伊藤あいさん。
『エンタdeパンチ』放送当時は、株式会社サンズエンタテインメントに所属していました。
3:2と同時期の伊藤あいさんはフットサルチーム"carezza"のメンバーでもありました。
東京ゲームショウ2006(以下TGS2006)元気ブースでイベントに出演されました。
●「私を競馬に連れてって!!」
【開催日時】(2006年)9月24日 13:00~/15:00~
【出演者】「川村ひかる with CAREZZA(伊藤あい、太田彩乃、小島くるみ)」
【内容】BSフジの番組「私をケイバに連れてって」に出演していた「川村ひかる with CAREZZA」が競馬やウィナーズサークルについて語るトークショー。
上記の通りです。
4:上記3の取材として『エンタdeパンチ』制作班も来場されました。幕張メッセでゲイムマン氏、伊藤あいさんのお二人と、顔を合わせました。伊藤あいさんのブログの通りだと
東京ゲームショーには、昨日<エンタdeパンチ!>の収録で行きましたが、 最新ゲームがわんさかしてましたよ!
ぜしぜし遊びにきてくださ~~~~い 【原文ママ】
伊藤あい@カレッツァのフットサルブログ
2006年9月22日と24日に取材が行われました。
TGS初日、即ち業者日に入るには当然ながら許可が要ります。
近年でも
「事務局にてプレス登録をお断りする場合がございます。」
とありTGS事務局の機嫌を損ねると恐ろしいことになります。
残念ながらこの年度を以て『エンタdeパンチ』が終了し、後々においてもつくばテレビがTGS取材をしたという話は聞きません。
ただ、放送が(一応は)問題無く行われた限りは事務局に抵触することは無かったと思われます。
(参考資料:
wikipedia、”伊藤あい”の頁並びに関連する項目)
映画
・『フラガール』
予告編を流した上で映画『フラガール』を紹介していました。実際には配給シネカノン社の協力クレジットもありました。となれば映像を番組内で使用するための許可が必要です。
この回を担当されたプロデューサー井出雄介氏の方がよっぽど『フラガール』プロジェクトとの関りがあったのではないでしょうか、と。
・『あした元気になーれ!‐半分のさつまいも‐』
アニメ映画『あした元気になーれ! ‐半分のさつまいも‐』の舞台挨拶の模様が放送されました。主演は上戸彩さんです。
「舞台挨拶が問題無く行われた作品を褒め、そうでないのを叩く」当然至極の理屈です。
また映画作品自体、館長は未見ですがキャラクターデザイン・総作画監督は湖川友謙氏が担当されました。
湖川友謙氏といえば後に山本寛監督作『薄暮』で原画スタッフの一人として参加されました。しかし山本氏はどうしてこんなことができるのか…。
こういったことからも井出Pは山本氏を認めてはいないのではないかと感じます。
・東京国際映画祭
東京国際映画祭のレポートが放送されました。
1:出演者について
小松彩夏さんについては今でも出演作の一つに挙げられています。永岡真実さんは芸能界引退されたそうです。
(註:ここまではかつての記載です)。
— 小松彩夏 (@ayaka_502) July 23, 2023
皆さまへ💍
pic.twitter.com/x8mxcj3Gza
小松彩夏さんは、2023年7月23日に入籍を発表されました。ご結婚おめでとうございます。
と当時に、芸能活動に関する資料の大半が消去された模様です。
·2:番組内容について
MC2人もロケに向かいました。そりゃあ、名だたる俳優さんらが目の前を通っていたらはしゃぎたくなりますなぁ…。
3:制作スタッフについて
これまた井出Pが手掛けました。東京国際映画祭への取材許可取得を行ったと思われます。
更には山口幸弘氏が撮影担当でした。東京国際映画祭でカメラを回すとなれば、少なからず緊張していたかもしれません。
アイドル
オフィスフォーティーエイト、AKB48劇場の協力クレジットが出ていたことがありました。初期のAKB48を取材し、『スカート、ひらり』のライブ映像が流れました。
そしてVTRで個別にインタビューを受けた方も何名かおりました。
大島優子さん、小野恵令奈さん(映画『さんかく』に出演。現在は芸能界引退済)らは今でも解ってもらえるでしょう。
お宝映像であると同時にプロデューサー井出氏たるものは様々な会場に取材許可を取る必要がありましょう。そしてAKBならば秋元康氏の承諾も受けたのだろう、と。
芸能事務所紹介番組
『ピラミッドガールズ(アーティストハウス・ピラミッド)』
古谷香織さんがMCです。自分はもとより事務所ピラミッド社所属タレントらのお仕事紹介をする番組です。
その古谷香織さんに加え、安田美沙子さんもアーティストハウス・ピラミッド社を退職された模様です。
(註:以下かつての記事をそのまま復刻させます)
熊田曜子さん、安田美沙子さんは解るでしょう。と、ちょっと待て
誠に遺憾ではありますが、安田美沙子とは現在訴訟が係属中でありますので、弊社のホームページから安田の肖像やリンクを仮に削除させて頂きました。
2022年6月18日現在で上記のお知らせが。芸能事務所って大変なんですね。
(*過去記事の復刻はここまで)
さて、元に戻ります。エンタ!371ではこの番組の他事務所版があって…
ということで以下まとめて紹介します。
『プラステ(プラチナムプロダクション)』
MCは
現在もプラチナムプロダクション所属の佐野光来さんでした。
番組は『ギャルサー(日本テレビ)』に出演していた岩佐真悠子さんをエースとばかりに紹介しました。
当の岩佐さんは既に芸能界を引退されました。
『イエローキャブログ(イエローキャブ)』
出演者は日テレジェニック2006のメンバーでもあった草場恵さんなどです。
「イエローキャブ」でネット検索をかけると関連項目で出てくるのは、
「野田義治」「サンズエンタテインメント」の文字。
この辺りについては記念館退出後にネット検索結果ををご参照下さい。
ちなみに『イエローキャブログ』と同時期にエンタ!371で『イエローキャブオーディション』なるイエローキャブ社のオーディション密着番組が放送されました。(*スタッフクレジットは無し)
佐藤紳司(イエローキャブ・旧トミーズアーティストカンパニーの経営に参画)
この時、イエローキャブ社の代表取締役だった佐藤氏も波乱万丈の人生を歩まれました。
そして「イエローキャブ」社の現在について。
今になって見直すと、2000年代の頃の面影はありません。調べていくとこの15年の間の芸能事務所の変遷が分かってきます。
『サムライムアワー(サムライム)』
MCは吉川綾乃さんでした。
現在でもサムライム社所属ですが、出演作の一覧に載っておりません。
説明が遅れました。
一連の「芸能事務所紹介番組」出演者はゲストも含め、全て協力元である事務所所属タレントに限定されます。言うなれば芸能事務所そのもののPR番組です。
制作体制まで全て同じではなく演出手法、制作担当者でそれぞれの差別化が出来ていると思います。
石丸電気協力番組
『ISHiMARU DASH ON TV』
その前にこちらのご一読を。
毎日、そう毎日、グラビアアイドルとブレイクを夢見るアイドル達のイベントが行われてきた。ここでのイベントを経験していないアイドルを探す方が難しい。もちろんブレイク前のPerfumeも何度も出演している。
『AiaiMusicCarnival』
『ISHiMARU DASH ON TV』の後継番組です。どちらも石丸電気でのライブ映像集です。
また、近年でも紅白歌合戦常連として活躍中であった(*2024年には不参加)Perfumeも出演していました。
更に「Perfume Aiaiドキュメント」のコーナーを設け、密着取材が行われたこともありました。つくばテレビの先見性があったとするべきか、はたまた宝くじ1等のまぐれ当りがあったのか…。
ちなみに、協力クレジットには石丸電気の肩書付の方ばかりです。毎回ライブ光景を撮影して放送に流すにはそれなりにがっちりと組んだ契約が必要です。
「パイ」の番組
『πの殿堂』
水着を着せたアイドルが登場するのですがぶっちゃけ女性の揺れる乳房が売りという番組です。
協力として出ていた事務所ヒートプロモーション社は
現存していません。番組出演者の一人に星咲玲さんがおりました。
イメージビデオ『PROVOCATION 星咲玲』も発売していましたが…まあエンタ!371の出演者の大半はこういうものです。
『ぷるるん爽快アワー』
アイキャッチは水着に包まれた女性の胸が、沢山画面に登場することが売りという番組です。
ところがこちらも井出、山口両氏が手掛けた番組。この番組から『わぐばん!』『らんがばん!』に至ったものって何なのでしょうか?
中川翔子さんもエンタ!371への出演歴がありました。
こちらにその当時の証拠があります。
番組名に”2005”の数字が。はあ、もう20年前か。
当時グラビアアイドル番組を放送していたエンタ!371、モンド21(現:MONDOTV)、TBSチャンネル、パーフェクトチョイスの4チャンネル合同でのPRイベント並びに単発のレポート番組です。
伝説の『グラビアの美少女』も一部が流れて紹介されたことから、スタッフには各局の担当者が勢ぞろい(のはず)です。
で、井出氏はというと単独でのクレジット表記でつくばテレビのみの制作協力です。そのことから井出氏が取り纏め役として制作したものだと思われます。
『真・IDOL Nu-SCHOOL TV』
文字資料の前に
一回なら『たまたま』ということもあるが、二回となるとそこにリアリティが出てくる。
という「二回あるから納得できる」の理屈を。
そう、中川翔子さんのエンタ!371出演歴は他にもあり、意欲的(だった?)ことが伺えます。それが『真・IDOL Nu-SCHOOL TV』です。
番組内容は金井覚氏主催による、新宿ロフトプラスワンでのトークライブ集です。
他社との連携企画
『アイランドLIVE』
タイトルロゴに記されていたのは"Island"ではなく"ai-land"。その説明も兼ねた文章として
のご一読を。
番組内でもai-land、株式会社アフィニティネイションの紹介がありました。要はチャットサービスのPR番組です。流石に今ではサービス終了したようです。
このような番組も井出Pは手掛けており、他社との連携並びに商談交渉力もあったのではないかと思われます。同様に他社有りきの事業の上に成り立っていた番組もいくつかあったので振り返ります。
『Meet the Girl~水着でデートしてあげる~』
番組内容は彼女とのデート旅行を演出した、イメージビデオです。途中旅館のお風呂に入る場面があって「見ちゃダメ」となるのがお約束です。勿論毎回必ずロケ先の旅館、ホテルの撮影協力を得ております。
CMが多く観た当時からして広告臭が漂っていた番組だと思いました。
http://meet-the-girl.com
にて配信サービスやDVD販売を行っていましたが、サイトは消滅した模様です。
次にスタッフについて。シーズファクトリー社の黒田高広氏が主に関わっていたのですが
2014年5月12日未明、㈱シーズファクトリー社長でエスコーツ代表の黒田高広氏の死去に伴い所属事務所は解消した。
黒田氏はお亡くなりになったそうです。さらに探していくと
エスコーツ社関係者らしきブログを発見。
悲しいのは誰もが一緒。でも、いつまでもそんなこと言ってられない。悲しみは乗り越えないと前には進めません。そんなの黒田さんは望んでないから。今出来ることは全てやっていかなくてはならない。
ここと合わせて部下から慕われていたようです。黒田氏のご冥福をお祈り申し上げます。
そしてプロデューサーのクレジットは黒田、井出の両氏によるものです。改めて。エンタ!371の番組は、井出Pの独壇場で作られたものばかりではありません。
『デジドルEXPO』
http://digidol.net
との合同企画なのですが、デジドルに関しては今は事業を行っていないようです。
番組は出演者一人につき2、3分の動画集です。昔のホームビデオ的な一発勝負の動画がほとんどです。
ネットで資料を探したら、以下にたどり着きました。(*文字化けが起こる可能性有)
東京ゲームショウ2003、ガンホーブースにてゲーム『ラグナロクオンライン』とのタイアップ企画が行われました。『ラグナロクオンライン』のゲームは今もサービス継続中です。
ゲームショウについては館長のまた別の姿にお任せ。
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『Cake』
全3回。
エンタ!371、MONDO21、EXエンタテインメト(現在の囲碁・将棋チャンネルであるが、放送番組は全くの別物)の3局で放送。
という番組概要です。後者についてはスカパー!の歴史の中でも希なケースでしょう。
それぞれの局版で違うのは放送局担当プロデューサーのクレジットのみです。その他は全くの同内容です。
つまり「安い方でいいんじゃない?」と当時から思っていました。内容はコスプレ主体のイメージビデオです。
http://www.f284.com
かつて公式サイトがありましたが、こちらも現存していません。
『Cake』自体の製作担当者である沢田敬光氏と、"f2.84 GROUP"については不明です。そのためつくばテレビでは井出Pが放送権利取得のみを行ったのではないかと思われます。
ちなみに出演者の一人が結原紗也さん。ネット検索にかけると「高里零」の文字も。この辺りについては当博物館の担当外となります。
『IDOL PARK』
当博物館に於いても文字通りの「詳しくは、こちら」の文字と共に画面に登場したのが
http://www.jp.home.com
なのですがこれまた現存していないサイトです。
番組はスタジオセット内での撮影で、水着を着用したゲスト(一部例外有り)を呼んで自分と出演DVDのPRをするものです。
番組出演者については事務所の縛りがなく、様々な所属タレントが出ていました。神吉綾子さんもその一人でした。
そう、かつてAT-Xに加入していた方には思い出があるでしょう。
「AT-X学園」 の頃の『Club AT-X』出演者でしたが、突然の降板となりました。この辺りについては岸尾だいすけ氏も証人です。
この反動からか以後のMCは声優さんに限られており、『ナローなワイドショー』シリーズ時の松澤千晶さんで不文律が破られました。
神吉綾子さんの存在は様々な意味で『Club AT-X』の歴史に刻まれました。…おっと失礼。館長の沢田は話が脱線する癖があって申し訳ございません。
『Jrアイドルニュース』
小池里奈さんがMCでした。こちらも確かに井出Pが出掛けた番組でした。
wikipediaにあった
2006年4月から2007年9月2日まで、エンタ!371(運営元はつくばテレビ)の
『NEWS!371』におけるジュニアNEWSのMCを担当した。
を裏付けるものであり、小池さんもまたつくばテレビ並びに井出Pの存在とは何かを知る人物でしょう。 井出Pが女性タレントたちに与えた影響の大きさに驚きます。
『Jチェキ!』
井出雄介氏が出掛けた回は、秋葉原でロケでした。神田にあった頃の交通博物館が出ていました。そして『(無印)ラブライブ!』が登場する前の神田明神も。
2022年1月14日(金)より神田明神物販所にて以下グッズ販売いたします。
『ラブライブ!』と神田明神は2022年になっても繋がりが強く各種グッズを販売しています。
次にスタッフクレジットについてです。最初に多くの人の名前が挙がりかつては出演者なのかと思いました。
しかし、出演者が登場するのはその先であり画像上方に列挙されているのは「企画制作協力」です。
更に、脱線のご勘弁を。株式会社レヴィプロダクションズ
(現:レプロエンタテインメント)
関係者7名のお名前が。無礼を承知で書くとつくばテレビの番組では珍しく多くの方々の協力があった番組です。
『小中学生限定・美少女学園』
文字通り出演者は全員中学生以下です。教室のセットや沖縄ロケ(昔のつくばテレビは制作費かけていたなぁ…)であれこれ行うというものです。
この番組に限らず「ジュニアアイドル」を出演させても「どなたですか?」と。DVD、写真集の発売を行うのはほとんど高校生になってからです。また今のPigooにはこの流れを組む番組がありません。
なので、今回番組解説への内容薄くてすみません。
水着番組
『アイドルの星』
女性タレント専門チャンネルには水着が必要でしょう。そんな番組たちをご紹介。水着になってのイメージビデオです。悪く言えばMONDO21の伝説『グラビアの美少女』の後追いという代物です。
出演者は様々で、『ピラミッドガールズ』に出演した縁で古谷香織さんや、ますきあこ(現:あこ)さんがおりました。
ご本人のブログはこちらです。
『夏の水泳大会!DVD』
"DVD"の文字もタイトルロゴになっていました。映像ソフトが市販されていたと思われますが、流石に今では資料がありません。
近年でもスカパー!であったプールでの各種競技の映像です。
・協力事務所について
Wikipediaの内容の通りだとすると「株式会社フィットワン」に社名変更する直前の時期の作品です。
振り返ればつくばテレビは昔からタレント運動会企画を行うことに手慣れていました。
『オガッタ!?(仙台放送)』大運動会を観て
「これはこれで良かったけど『わぐばん!』があったなぁ…」
や『オガッタ!?』とほぼ同様の制作体制にあるのが同じく仙台放送制作による『かのおが便利軒』です。同番組でナレーションを担当している吉岡茉祐さんはいわば”両方”で苦労したものです。
…ということで引っ張り出していろいろ確認していくうちに辿り着いたのが今の考え方即ち、当記録館開館に至ったきっかけです。
ロケ先で本気に挑戦番組
『マジモテ三人組』
当時オスカープロモーションに所属していた(敬称略)南明奈、沖玲奈、清浦夏実が出演者でした。現在の濱口優氏の妻である南明奈さんしか解りません。
スタッフの面では井出P、山口氏に加えて松永氏も参加しております。また、一事務所所属の3名を起用している点も共通点として持つ『らんがばん!』の遠い祖先であるとしても全くの間違いではありません。
この番組、ウケ狙いの要素が少なくロケ先で現地の方の話を聴き、学び、挑戦するのがほとんどで協力先もそれなりの組織になっています。
一例が静岡県南伊豆町でのロケ回で
・岩殿寺窯
・南伊豆町漁業協同組合 直売所
・南伊豆町観光協会
が協力としてクレジット表記されていました。岩殿寺窯での内容は陶芸に挑戦するものです。
いわば『やくならマグカップも』に近いでしょう。同作の実写パートでは、出演者が岐阜県多治見市で陶芸に取り組んでいました。
おっと、済みませんねぇ、館長は話の脱線が多くて。
『LOVE LOVE大好きっ!』
http://backup-pro.co.jp
現在でも有限会社バックアップ・プロモーション社(以下「バックアップ」とする)の制作作品の一つとして挙げられてました。
(注:Twitter初出時にはサイトがあったが、既に消滅した模様。)
・出演者について
前出のバックアップ所属タレントに加えてせーじ氏が進行役としてロケに参加されました。
上記Wikipediaの通りであり、またエンタ!371では珍しい男性レギュラーを起用することで、他番組との差別化が図られています。
ここで「バックアップ社とは何ぞや?」の疑問解消のためにこちらを。
バックアップ八木康夫社長曰く、
自社のタレントの第一のファンはまず、自分であるとの心得から、
タレントに愛情を注ぎ大切に育ててきた。
とのことです。八木氏は情熱が充分すぎることが想像されます。
・目立つ「バックアップ・プロモーション」のクレジット
バックアップの極端なまでの思い入れを、記録館設立に向けて調べた時に気づきました。なのでバックアップの肩書付きクレジットが目立つのも解ります。無論八木社長はプロデューサーとして参画されました。
その為流石の井出雄介氏も編成担当でした。すなわち、二番手に甘んじるを得ませんでした。つくばテレビの自社制作番組といえど独断主義が通じるとは限らなかったのです。
ちなみに当記録館所蔵の回の撮影協力は
(東京都)台東区役所
日立自動車交通株式会社
上野動物園
鰻 弁慶
東京合羽橋商店街振興組合
等でございます。
タレント一人に密着取材番組
『密着!長崎莉奈~南の島。朝から夜までの莉奈~』
出演者へのインタビューと作品メイキング映像です。よって、ウケ狙い要素は全くありません。これは井出雄介氏が手掛けたエンタ!371の単発番組です。 ロケ先で福愛美さんと一緒になったことから
『フクリナ』の撮影現場だったと思われます。但し、番組内で宣伝は行われませんでした。エンタ!371の番組には真面目に取り上げたものもありました。
『#girl』
出演者の中には番組タイトルを手書きイラストで描いてくれた方もおりました。「瀬戸早紀さんの歴史は直筆に始まり、直筆に終わ…」おっと失礼。
今現在でもご活躍中です。
・制作スタッフについて
井出P、木村茂之氏が手掛けている点も直前に取り上げた『密着!長崎莉奈~』の流れを汲んでいます。そして撮影スタッフは松永浩一氏もその一人です。
・協力クレジットについて
一目見て「学習研究社」「小学館」という大手出版社の名が目立ちます。「エンタ!371」といえどCS放送の1チャンネルです。大手企業の機嫌を損ねたらいつでも閉局しかねません。そういえば
エンタ!371と似たコンセプトを持つKawaiianTVは既に放送終了しました。
さて、当館所蔵の回は他にもございます。満島ひかりさんの出演です。『未来への10カウント(テレビ朝日)』等で説明不要でしょう。
この回では
・実写映画『デスノート 前編』
・舞台『偽伝、樋口一葉』
を取り上げ『デスノート』の金子修介監督、『偽伝、樋口一葉』の脚本・演出の松枝佳紀氏へのインタビューもありました。
金子、松枝両氏の御関係は
偽伝、樋口一葉の話題が…しかし監督、僕のアカウントのスペルが…RT @shusukekaneko: 『偽伝樋口一葉』は松枝佳紀@matsugaの脚本・演出で、僕は監修。『デスノート』の脚本を手伝ってくれた松枝君を現場に呼んで満島ひかりを紹介した。当時、小劇場の舞台を経験したいと
— 松枝佳紀🍉 (@matsugae) July 22, 2011
このツイートが語っています。
かつてのエンタ!371は実験的な番組ばかりだったことが思い出されます。
その他の番組
その他一括りに出来ない番組群についてはここでまとめます。
『アイドル漫画道場』
出演者は普通の格好であり、ロケ先も一見して華やかに飾ったりしていません。また、番組内容も特にマニアックな話もしないという悪く言えば地味な番組です。
1:ロケ先について
「Cafe J Net NEW NEW 渋谷店」は現存しないようです。
2:取り上げられた漫画について
この番組、単に雑談で語るだけではなく
作者
出版社名
単行本の画像
がテロップで番組内に登場します。『ジョジョの奇妙な冒険(集英社)』もその一つです。
ここで仙台市民の方々には悪いけど、の話。
確かにジョジョに関するPR展開を、という要望は分かります。ただ常設で何かしら展示を行おうとするのならばテレビ番組の一部として取り上げる以上の許可交渉が必要です。
井出Pも許可取りに苦労されたであろうことを考えると思い付きでジョジョ誘致を望まれる仙台市民の方々には「甘い!」の一言でございます。
『school girls』
1:出演者について
出演者の一人に大政絢さんが。『ケータイ刑事 銭形海(BS-i)』が代表作です。
2:番組内容について
タイトル通り「学校」を意識しており、出演者に制服を着せて、校舎と校庭でロケを行うという高校生出演ドラマを思わせる映像です。
なので実写映画やテレビドラマ同様にしかるべき団体一のロケ許可を得ております。一例を挙げますと
三浦市役所・営業開発課
の協力を得ておられます。
順路→2階へどうぞ(次回につづく)