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#8◇御業3◇主治医からの告知◇2021年7月19日
夫と私の闘病記として、神様の御業の証として書いています。
まだ自己紹介をお読みでない方は、↓ からどうぞ。
私は夫のことを「かずちゃん」と呼んでいたので、その呼び名で書きます。
今日の記事は長いです。みなさんの貴重なお時間をいただきます。
7月19日、主治医からの説明を聞くため、
大阪大学附属病院(以下、阪大病院)へ。
早く着いたので、待合ルームでかずちゃんと一緒にいました。
何度も、何度も、ため息をつくかずちゃん。
私もすごく緊張していました。
吐きそうなくらいの緊張。こんなの、いつぶりだろう。
Y主治医は消化器外科の責任者。阪大卒の助教です。
めちゃくちゃ頭いいんだろうなぁ。
同席したのはS先生。まだ若い。これからの人ですね。
以下、Y主治医の説明です。
閉塞性黄疸があったため、
ステント(プラスチックの管)で処置しました。
細胞の検査はクラス5。(意味はよくわかりません💦)
病理としては腺ガン → 膵がんです。(私の日記をそのまま転記)
今の腫瘍の大きさは2cmくらい。
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今後の方向性としては
★1 手術
★2 化学療法(抗がん剤や放射線治療)
造影CT検査の結果、
腫瘍が血管にからまっているか⇒不明
腫瘍が門脈に接しているか⇒境界(接してるような接していないような)
腫瘍が大動脈に接しているか⇒大丈夫そう
手術ができるかどうかは、
①血管因子
②転移があるかないか
で決まります。
血管因子がない、転移がない。
この2つがクリアできれば手術で切除が可能です。
今回の造影CT検査では、血管因子は大丈夫そうです。
でも、もっとしっかり検査する必要があります。
PET-CT検査、造影MRI検査、この2つで手術できるか判断します。
膵臓は膜に覆われておらず、癌細胞が飛び散りやすい。
周りには肝臓、胆のう、十二指腸、胃、血管などが集まっています。
自覚症状が出にくく、普通の健診でわかることはまずありません。
ゆえに、膵がんは難しいです。
いろいろな研究がされていますが、
ガンが何年で大きくなるのかは、はっきりしていません。
5年とか、10年とか、研究結果によって様々です。
ただ、年単位で大きくなるのは間違いなさそうです。
転移率は6割。
それに血管因子が加わるため、手術できるのは2割から3割です。
帰宅後、何日かぶりに、ごはんを作って食べました。
(かずちゃんはまだ入院中)
かずちゃんも私も、妙にスッキリしていました。
崖っぷちだけど、わりと冷静。
心配することがしぼられたからでしょうか。
膵がんだとはっきりしてしまえば、覚悟して臨むのみ。
神様、かずちゃんと私をお守りください。
私たちは、淡々とY主治医の話を聞きました。
私はひたすらメモを取りました。
40代の膵がんの告知を、こんなに冷静に聞く夫婦も珍しかったのでは?
あれこれと質問する私たちに、
Y主治医は真摯に、わかりやすく説明してくれました。
Y主治医から告知を受けられてよかったです。
とってもいい医師です。感謝です。
【御業3】
消化器内科の主治医がY先生だったこと。
偶然や奇跡などというものはありません。
すべてが必然であり、神様の計画なのです。
私はそれを、わかりやすく「奇跡」と言ったりしますが、
すべて必然であり、計画なのです。
苦しいことも、悲しいことも、楽しいことも、うれしいことも。
「神様の話っていうか、最後にちょろっと祈っただけじゃん!」
と思ったあなた。
気長にお読みください。
後半でドドーンと出てきますよ。(後半かいっ、長いなっ)
もう、これでもかっていうくらい神様の御業があったので、
お楽しみに~。