#53◇術後の病理説明(その2)◇2021年11月29日
夫と私の闘病記として、神様の御業の証として書いています。
まだ自己紹介をお読みでない方は、↓ からどうぞ。
私は夫のことを「かずちゃん」と呼んでいたので、その呼び名で書きます。
11月29日(月)その2
肝臓にあった2mmの白いものは、病理検査中。
12月中旬のカンファレンスでわかる。
手術後のCT検査ではガンはなかった。
癌のステージが確定するのは、手術をした後だと言われていました。
実際に開いてみないと、正確なことがわからないからでしょうか?
そこはよくわかりませんが。
手術前の仮のステージは3だったそうです。
YD先生も、消化器内科のY先生も、ステージ3だと言っていなかったけど?
膵がんだとわかってから、
「ステージはいくつなの?」と聞かれることがよくありました。
かずちゃんが膵がんになるまでは、
癌の診断をされた時にすぐわかるものだと思っていました。
でも、実際にはそうではなかった。
ステージの決定にはいろいろと複雑なことがあるのかもしれません。
かずちゃんは、3つか4つの研究の被験者になっていました。
消化器外科主治医のYD先生、抗がん剤主治医のO先生はもちろん、
他の先生からも。
告知後の入院時に、2人くらいの医師が来て、
被験者のお願いをされたそうです。
かずちゃんは、どの先生の研究にも協力していました。
ですが、術前の抗がん剤治療の途中で緊急手術をしたことにより、
YD先生の治験データは使えなくなりました。
自分のデータが少しでも誰かの役に立つのなら、
という思いで、かずちゃんは被験者になることに同意しました。
そして、自分の状態を知るための採血時に、
研究のための採血もしていました。
採血が嫌いなかずちゃんでしたが、
たくさんの血と、それによる値を提供しました。
これまでの医学は、
そうやって協力してくれたたくさんの患者さんと、
地道に研究してきた研究者たちの上に成り立っています。
これまで生きてきて、初めて、そういった過去の人たちに感謝をしました。
どうか、かずちゃんのデータが、
未来の患者さんのために役立てられますように。
かずちゃんのデータを使ってくれたO先生。
がんばって!
「ぜんぜん神様のことが出てこんじゃん!」と思ったあなた。
先は長いですから。
気長に読んでいただければ幸いです。
後半でドドーンと出てきますよ。(後半かいっ、長いなっ)
もう、これでもかっていうくらい神様の御業があったので。
お楽しみに~。