#56◇退院前日・医療費還付◇2021年12月1日
夫と私の闘病記として、神様の御業の証として書いています。
まだ自己紹介をお読みでない方は、↓ からどうぞ。
私は夫のことを「かずちゃん」と呼んでいたので、その呼び名で書きます。
12月1日(水)
これまでの経験から、
最後の最後まで何があるかわからないと、気を張っていました。
順調にいくだろうと高をくくっている時ほど、
思わぬことが起こっていたので。
退院予定日の前日、
退院できることがわかり、私はとても喜んでいました。
阪大病院の中には理髪店があり、
ウイッグを扱っているお店もありました。
大学病院ですからね。
抗がん剤を受けている方はたくさんおられます。
かずちゃんも、髪型をどうするか迷った時期がありました。
結局、理髪店には行かず、私が適当に切ってしのいでいましたけど。
初めての抗がん剤で、髪をどうするか相談できる場所があるのは、とてもいいなと思います。
(かずちゃんは行かなかったけど。苦笑)
そして、高額療養費制度のすばらしいこと。
かずちゃんの場合、どんなに治療費がかかっても、
毎月の上限は8万8,000円でした。
いったん病院には支払いますが、後で保険組合から還付されます。
かずちゃんが手術&入院をした2021年11月の治療費は、
入院と外来、合わせて100万円を超えていました。
(130万円だったかな。あやふやですが。)
でも、病院での支払いは16万円弱でした。
すごくないですか!?
入院と外来は別で計算されます。
入院の請求が8万8,000円を超えたら、それ以上に支払った分は保険組合から還付されます。
外来もまた同様です。
日本の保険制度に助けられました。
かずちゃんが病気をする前は、
給与明細の健康保険料の額を見て、
「たいして病院に行っていないのにめっちゃ払ってる!」
などと文句を言っていました。
申し訳ありませんでした…。
まぁ、生涯払う健康保険料を合算した時には、
それなりの額だろうと思います。
国民皆保険がいいのか悪いのか、私には判断できませんが。
などという、退院前日のたわごとでした。
「ぜんぜん神様のことが出てこんじゃん!」と思ったあなた。
先は長いですから。
気長に読んでいただければ幸いです。
後半でドドーンと出てきますよ。(後半かいっ、長いな!)
もう、これでもかっていうくらい神様の御業があったので。
お楽しみに~。