「今日の運勢」が知りたいときにおすすめな『月で読む あしたの星占い』
『月で読む あしたの星占い』 石井ゆかり
【こんなときにおすすめ】
・ホロスコープ、星占いは学んだことがないけど、明日の運勢が自分でわかるようになってみたい
・ホロスコープをハウスまで学んだことがあり、日運の出し方を整理したい
・ハウスを日運として読み解くときの表現を学びたい
【感想】
石井ゆかりさんが「月で日運を読む」ということを、初心者にも分かりやすく解説してくださっている本。
「今日はなんの日?」を、初心者でもシステム的に読み解けるよう、解説がシンプルで丁寧なところが読みやすい。
このシステムに則っていけば、「今日はなんの日?」の星占いが5分でできるようになる気持ちになれる。(実際、かんたんにできるようにしてくれている。本来はけっこう複雑だけど)
さらに、ホロスコープを学んだことがある人なら、その理屈が見えてきてお興味深い。面白くて、サクサク読める。
特に、ハウスの解釈が分かりやすい。
ハウスを、日運として表現するときに、こんな言い方をするんだというのが具体的で日常にも根付いているのが参考になる。
それから、対になるハウスの表現も素敵。
2ハウス、8ハウスは、金運が良い日と言えるけど
2ハウスは、自分の手で掴む運の良さ
8ハウスは、プレゼントしてもらえる運の良さ
と、どんな金運の良さなのか、詳しい具体性を載せてくれている。
最終章には、月にちなんで、新月・満月の考え方や、ボイドタイム、水星逆行、天体の性質と、星占いの理屈を深く学びたい人にも充実の内容。
この1冊で、日運だけでなく、星占いに必要な基礎知識も学べる、盛りだくさんの内容。
さいごに、良い日悪い日、悪い原因探しをするのが占いではなく、今日を捉え直すエッセンスとして、星占いを表現している、石井ゆかりさんの考えに触れられる素敵な一冊でした。