
台湾でサウンドヒーリングの世界にお邪魔してみた。
ここ2ヶ月、私にしてはなんだか多様な分野の
さまざまな方にお会いさせていただけている時間が続いている。
直近数週間、気がつけば怒涛の勢いで毎日のように
オンラインかオフラインで、台湾、日本、第三国といろんなところにいらっしゃる皆さんと1on1したり、大人数の場にいたり、
何かの拍子に偶然面白い人に会えそうな情報が飛び込んできて、それに飛び込んでいたり。
11年前のワーキングホリデー滞在(オーストラリア)の時に、
毎日諦めずに話しかけられる人を町中で見つけて、出会った人たちから得たヒントを元に行動を繋げて行った結果、求めていた環境を手に入れられた経験をして以降、
自分が少しでも「面白そう!」「何かそこに魅力的なものがありそう!」などなど感じるもの・場所・情報にはとりあえず飛び込みがち。
特に今年は、現在までにお邪魔しているコミュニティの場を最大限に活用仕切りたい、というのもあり、そちらの方面で自分のお尻を半無意識的に叩いているのもあるのかもしれない。
そんなこんなで、先週あたりにふと舞い込んできたのが、
台湾で「サウンドヒーリング/Sound Healing」体験。
日本語で調べると、他に「サウンドバス」「音の瞑想」「音浴」などが出てくるあれだ。
***
体験にお邪魔したきっかけは、
とあるオンラインコミュニティの場で、世界を巡られてこられた
日本人ハンドパン(Handpan)パフォーマーさんが台湾に立ち寄られている、とのご投稿をされていたことから。
旅好きな私なので、
世界を歩いてこられた方のお話は、どんな方でもまず聞いてみたくなるのだが、
共通の興味関心が少しでもあり、私も好きな音楽の分野に携われている、
しかも台湾(台北)にいらっしゃる=お会いするしかない!!!
となり、即座にDMさせていただいた。
すると、運良く私の予定が空いている日時にパフォーマンスの場、
しかも彼の奏でる音色の元で「サウンドヒーリング」を体験できるイベントを開催される、とのこと。
もちろん、行きます!とご回答。


▼会場情報
📍Dhyan 殿-靜心空間
https://maps.app.goo.gl/tU6wy3PZFRFBnoeM6
場所は台北の有名な観光地・迪化街付近の、比較的見慣れた街の中にあった。こんな場所があったとは。
台北生活では、一つ知らない階段を登ると日常からはあまり想像できない空間が目の前に飛び込んでくる場所が多い気がする。
1時間で以下内容を体験することができた。
・リラクゼーション準備ヨガ 10 分
・呼吸瞑想 10分
・ハンドパン×シンギングボウル×銅鑼浴 40分
会場には台湾人女性を中心に、少し現地在住日本人の方もいらっしゃった(みなさん、初めましてだった)。

日本からのパフォーマーさんと、現地ご在住の日本人サウンドセラピストさん、台湾人の同じくセラピストさんによる合同セッション。
ハンドパンのみ、シンギングボウルのみを耳を経由し楽しむのも一つだが、それらに銅鑼なども加わると空間の重厚さが増し、
多様な音の中から今の自分のコンディションにはどの音が響き、どんな状態なのか見つめやすくなる気がした。
この日の私は、ハンドパンやシンギングボールのような中高音の柔らかな音色より、
銅鑼の地面を伝いお腹の底から轟くような音が、妙に心にも脳裏にも共鳴した感覚だった。
一方で、セッション中は参加者の皆さん、
用意いただいていた寝床でゆっくり眠りに入られる中もいる中、
私は終始脳内が全力回転したままだった。
ある程度制限かけてきているつもりだが、まだまだ日々膨大な情報やデジタルデバイスに触れる生活で(仕事や日常生活柄避けにくいのもある)、リラックスする感覚を生み出しにくい状態になっているのかな。
音楽療法や音によるセラピーが世の中に存在することは、ぼんやり知っていたが、
音を奏でるものが好きな割に、そのような分野の体験に触れたことがなかった。
今回の体験を通じて、ようやく自分の好き=音楽、に少しでも触れている新しい世界を知ることができ、
現在自身が暮らす身近な台北の日常の中にも、このような体験・空間の場が存在することを知れて嬉しかった。
そして何より、この場でお会いできた皆さんは、
これまで聞いたことなかった世の中との向き合い方をされていて、とても興味深い時間だった。

イベント終了後、会場で主催者さんたちとお話しさせていただいていたところ、
有難いことにランチにお誘いいただき、みなさんのお話を直接じっくり伺うことができた。まだまだ知らない台湾に関わる日本人のみなさんがいらっしゃることが知れる時間は、毎度とても面白い。
忙しなく時間が過ぎる日常の中で、
ちょっと肩の力を抜き、一息する空間の一つを好きな”音”と共に過ごせる場。
もう少し深く触れてみたいな、と思えた時間だった。