見出し画像

5分間走り続けてみた話

はじめて「走ることが楽しい」体験をした私は、何よりも「楽しい気持ち」を大切にしたいと思いました。

だから、無理しないの!

「ぼちぼちいこか〜」って感じで、走り続けるの。

このころ、たまたま入った本屋さんで手にとった初心者用のランニング本にこう書いてあるのを見つけました。

「(初心者は)ゆっくりでいいから、まず5分間走り続けることができるかやってみるといいよ」

距離ではなくて、時間が目標。
超ゆっくりでも5分間走り続けてみる。
私はこのアイデアが気に入り、やってみることにしました。

でも、はじめてトライしたときは、右足が痛くなって5分間も走り続けていられませんでした。

考えました。右足のどこが痛いんだろう?
それは《右5本の足指の根元》と《右足首の外くるぶし》あたりでした。

なぜ、痛むんだろう?
それから数日間、この疑問を持ちながら歩いたり、ほんの短い距離を走ってみたりしました。

すると、左足の裏は、踵から着地をして、足指の先にむかって地面をとらえているのに、右足裏は、足指の先を丸めて、固まったまま着地していました。まるでバーンと地面に打ちつけているようだったんです。手で例えたら握りこぶしで走っているようなものです。

なるほど〜これじゃあ痛いよね〜着地の時の衝撃が大きくて、痛みが出て当然なんだよね。わたしは、何でこんなに痛いことをしてるんだろうね。

さらに歩いているときを観察してみると、右足裏を縮めがちで歩いていることもわかりました。

どうしたらいいのかな~

とりあえず、うまくできてる左の動きをマネしてみようか~

走らずに、左足裏の動きをマネして、右足裏を動かしました。
何度も何度も練習して、それから少し走ってみます。

でも、右足はすぐに元のくせに戻ろうとしてしまいます。

何度かやってみて、わたしは、右足と左足の地面の着き方のリズムに違いがあることに気づきました。ターンタッ、ターンタッと左足が長めのターンで右足が短めのタッだったんです。
からだを左足で支えている時間が長くて、右足は短い。
リズムをターンターンと思って走ってみたら、どうかなと思って走ってみました。すると案外右足の動きを意識しやすくて、いいかな〜と思いました。

おっ!これはうまくいくやん!

「ターンターン」のリズムを意識して走ってみた結果、ゆっくりでも5分間走り続けることができました。

「走るのが楽しい」ってわかってから12日目のことでした。

おおっ、すごい!わたし、えらいやん!

#走る
#からだの使い方
#アレクサンダーテクニーク

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?