【転倒予防】40代からすべき対策は口腔内にあり
先日、カフェで席を探すため
視線を遠くキョロキョロしていましたら
目の前の10センチの段差に気がつかず
ぐぎっ!
足首やりました(涙)
痛かったけど恥ずかしいから
痛くないフリをして過ごしました・・・
そんな転倒一歩手前の(!)
私が今回お伝えしたいのは
高齢者の寝たきりに
なってしまう原因の
ひとつである転倒
この
転倒の予防対策は
咬み合わせとか
咀嚼の能力が関係している
というエビデンス(話の裏付け)があり
この先も自立した生活を送るには
足腰を鍛えるとともに
早い時期から
口の中にも注目していくのが
効果的!という話です
1、口の中と片足立ちの関係
歯の本数と片足立ちの能力
片足立ちの能力が低い
=転倒リスク(転びやすい)大
という報告がある
片足立ちするときは
地面を足底と足指でつかむ力が必要で
それが強ければ
体の平衡(バランス)能力も高く
転倒を予防できるとのこと
で
その片足立ちなのですが
残っている歯の本数と
上下の歯の咬み合わせの場所が
多いほど
片足立ち能力が高い
のだそうです
咀嚼能力と片足立ちの能力を調べたら
歯の本数だけでなく
実際にその人の咀嚼能力を診断できる
ガムを使って調べたら
咀嚼能力が低い
=開眼片足立ちが30秒保持できない
ということと関係していた
2、咬み合わせと姿勢・歩行の関係
それに加えて
歯のかみ合わせがしっかりして
その場所が沢山あるヒトの方が
姿勢が安定する
とか
無歯顎(歯が1本もない)にも関わらず
義歯を使わないヒトと
20本以上歯があるヒトの
歩行能力を
6年後に調べて比べたら
義歯のないヒトの方が
歩行能力が低下していた
なんて報告もある
確かに
何か力を使うときは
グッと噛みしめられる方が
力が出ますね
とまあ
いろいろな要素から
噛むことと体のバランスは
関連していて
しっかり噛めるような
体を維持しているヒトは
転びにくいんだ
という事です
3、40代からの始める口の中からの転倒予防対策
失った歯は戻らない
そうめったに転ばないし
なんだかピンとこない
なんて思っている方も
いらっしゃると思う
しかし
足腰はいつから鍛えても
ある程度の筋力をキープできますが
むし歯や歯周病
などで歯が失われるのは
40代から階段状に増えていく
咬み合わせている部分を減らさない
歯が残っている「本数」
よりも
上下の歯が
「咬み合っている部分」を
たくさん残す
ということが大事
きちんとした歯磨き
定期健診
口に良い栄養をとる
などを実践して
早めの対策をしておきましょう!
さいごに
転倒は高齢者が
要介護者となる原因として
注目されています
体のバランスを保ち
それを維持するには
足腰の筋力とともに
咀嚼の癖や口の中の環境も
気にしてくださいね
食筋トレ講座では
転倒予防も視野にいれた
勉強をしています。
それではまた
お会いしましょう(^^)