世界のマーケットにアート作品が乗るには?
© japanart2018
私が今まで「アート」だと認識していたものは、アートではなく技術力の高いイラストだったのかもしれない。
日本で「アート」と呼ばれるものは、海外で「art」と呼ばれないことが多いようだ。
Arrそのものの概念自体を取り違えていた。
artとして本当に市場に出す必要があるものはそもそも数えるくらいかもしれない。
価値は作品だけじゃない、死後はアーティストの「生き方」がアートの価値になる。
絵の技術が高い人間はいくらでも世の中いる。
例えば、漫画は、原作を考えた人(コンセプト)と絵を描いた人がいる場合が多い。
漫画では絵を描いた人ばかり注目される。だがその絵だから、人々は惹きつけられたのか?
コンセプト(ストーリー)なしに、人はその絵に感動したのか。
この時代の中で新しい概念を生み出したか、どんなコンセプトを打ち出したかが人を惹きつけ感動させるのではないか。
コレクターは上手い(技術力の高い)絵がほしいわけじゃない。
描写力の高いイラストを集めたいわけではない。
日本では、描写力など技術力を競っている。
それは日本だけのようだ。もちろん、表現力は増すかもしれない。
だが日本にアート市場がない以上、(税制変えないと富裕層はアートをあまり保有しない)世界のマーケットに乗るしかない。
歴史、時代、さまざまな文脈の中でその作品に価値があるか世界のマーケットでは判断される。それを無視した作品が世界のマーケットで売れることは厳しい。
マーケットに乗るまでは難しい。
だが、マーケットの波に乗れたら後は委ねるのだろう。
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