アサ、ヨル
夕暮れどき、夜が近づいてくると動悸がする。
今日もまたわたしはダメな人間だった、眠れぬ夜がまた来るんだ、朝が来るのをじっと待つんだ。
早く朝になってほしい、生まれ変わっているかもしれない。
朝が来ないでほしい、またダメな1日が始まってしまう。
行ったり来たりするわたしの思考。
そして、眠れぬまま朝が来る。
あぁ、こんなにも死にたいのに生きながらえている。
今日も生きなくてはいけないのか…そうやってわたしの1日は始まる。
こんな感情で暮らす日々だった。
今もまだ、この感覚はゼロになったわけではないけれど、朝、絶望を感じる間もなく娘と夫の朝食を用意し、夜、隣で眠る娘の寝顔を見ながら、ほんの少しの達成感を胸に布団につくことも増えてきた。
多忙さがわたしを救ってくれている面もあるのだろう。
うつ病になったらとにかく休みましょう、
全てを休みましょう、
これがうつ病治療のセオリーだ。
しかし今のわたしはセオリーとは真逆の生活を送ることで、プラスの感情を得ることができているのだ。
わたしにとってのアサとヨルは、8年間の中で目まぐるしく変化しているのだ。
みなさんが、こころに優しいアサとヨルを過ごせることを願って。
読んでくださり、ありがとうございました。