サックス教室、閉室からの続行
28年4か月
1996年品川区旗の台でスタートしたサックス教室、アレイアサックスカウンシル。
私は主宰のメイシコ(Maysico)というサックス吹きです。
アレイア = AREIA、ポルトガル語で砂
カウンシル = COUNCIL、会議とかいう意味だが、サックス教室としては珍しく、またスタイルカウンシルのファン!ということで。
(途中、アレイアミュージックカウンシルに改名)
レッスン場所は、旗の台、五反田、神田、新宿、笹塚、と転々とした後、
2008年より画像内にある住所に落ち着き、以来16年間お世話になった。
どの場所でもどんな時も、人様の情け、愛、寛容なる心に助けられ、こんなにも長い間、吹けば飛ぶような小さなサックス教室を続けることができた。
コロナを乗り越えることができずという経済的な問題が大きなきっかけではあった。しかし、十二分にやりきったという気持ちと、一方で移り行く時代の空気に一抹の寂しさを感じ、もう潮時かなという気持ち。
この両方が背中を押した。
2024年6月末で麻布十番教室撤退、アレイアの名前も消去した。
28年4か月、ほぼ土日はいつも教室にいる生活を終えた。
続行
その昔は、ある映画の大ヒットの影響で40名を超える生徒さんがいてくださったこともあったが、何せ個人教室、ましてやサックス。
次から次にお金を払ってサックスのレッスンを受けようという人口が多いわけがない。
コロナでたくさんの退室者も出たが、閉室を決めてからも数人の方が残ってくださった。
コーチとレッスン生。永遠に続く関係ではないが、私は28年の歴史の中で、レッスン生と共に生きるご家族、ときに友人の方々ともお付き合いをさせていただいてきた果報者。たくさんの”孫”をだっこし、一緒に遊ぶ幸運にさえ恵まれた。
残ってくださったみなさんと過ごす時間が束の間だったとしても、少しでも交通の便、環境、何よりきちんと音楽を感じられる場所で続けたい。
そう考えて場所探しを始め、決めた場所は北区西ヶ原のスタジオ。
窓があって外が見えることがサイコー。ここに決めた!
目の前には、浅見光彦シリーズで有名になった老舗和菓子屋の平塚亭と平塚神社。こう書けば、音楽関係者はどこだかピンとくるだろう。
レッスンはほぼマンツーマンなので、まあ経費を考えればもっと狭くてもいいのだが、人が増えてもいいように、そもそも自分の音がちゃんと聞こえるように。ドラムや音楽機材を触る機会があるように。
そんなこんなを決めて、遠いながらも再び通勤をはじめると、自分自身のモチベーションが再び湧いてきた。
今月いっぱい続けよう、うまくいったらまた来月。
レッスンのこと@西ヶ原
現在毎月2,3回の土曜日、オプション日曜日の12時から最大18時までレッスンを行っています。
アレイアのホームページ等すべてクローズしてしまい、ゼロからのスタートですので、もし興味がある方がいらっしゃればメッセージをお送りください。何の説明もしないのに生徒募集というのも無茶苦茶だとわかっておりますので、もしも!の方は。
レッスン料は1.5時間と2時間コース。2時間で8500円。
安くはないはずですが、スタジオ代等込みです。