見出し画像

派遣社員の面接に落ちた

今年の11月初くらいに派遣社員の登録をして派遣先に顔合わせをしに行った。
その時の事が酷い体験だったので書こうと思う。
取り敢えず住みやすそうな都内で勤務先を選んだ。
そして自分はTOEICで870点を持ってるので英語が使えそうなところを選んだ。
そして紹介して貰ったのが某空港の荷物預かりの仕事だった。
この時の事が酷かった。
まず派遣会社の事を色々と調べてる中で、派遣先の企業に職場見学に行ったら基本的に採用が決まっていると知った。派遣会社が人材を選定して、派遣先の企業には面接を行う権利が無いらしい。だから既に決定済みの人が行くんだとか。
でも全然そんな事は無かった。
普通に落ちた。

そして更にムカついたのは派遣先の仕事説明の時だ。
明らかに吃音症か何らかの障害がある男性が書類に沿って説明をした。
その人は本当にひどくて、吃音になると顔面が痙攣してまともに喋れなくなるみたいだった。
そして喋れなくなると口元にあるマスクを激しく上下に動かす。
何らかの発作の様なものが出ていたのだと思う。

テーブルに吃音の男性、職員の女性、そして俺含め面接を受ける三人が向かい合わせで座る。
そしてその男性は30分くらい喋ったかな。
その間よこの女の人は俺達の顔を伺いなにか書き込みをしていた。
ちなみに俺達の後ろで説明を聞いていた派遣会社の社員は第一声の時に吹き出していた。
でも俺も思わず笑いそうになったから分かる。
そしてなるべくその人と目を合わせない様にしてどういう意図があるのか女の人の様子を探った。
俺の予想だが、障害のある人が受付に来た時でも安心して対応できるとかを見てるのかな、と思った。
でも敢えて職場の障害がある社員に話させるのも酷だし、何より内容が頭に入って来なかったから本当に意味不明であった。

そしてあとは派遣会社が作ってくれた俺の履歴書。これも酷いと思った。
TOEICの点数や簿記検定の資格、ドイツ語の資格のことなどが全く書いていなかった。
そして「外国語に興味があるので頑張ります」みたいな中学生の志望理由みたいな事が記入してあった。

そして何より、最初から職員の女の人は俺の事を落とそうとしているんだな、と感じた。
5人で「笑ってはいけない説明会」を終えた後に俺と女性の2人で事務所で話したのだ。
その時に、あ興味無いんだなと思った。
派遣会社の人にも手伝って貰って「TOEICで,870点を持ってます」と伝えた。
そしたら女の人は手許の紙に単に「TOEIC」とメモしただけだった。
なんにもプラスに働いたりはしていないと思った。
だから俺はそれとなく「あんまり英語って使わないですかね?」と最後に尋ねた。
そしたら女性はムキになって「使います!」と答えた。
この時に今まで機械的だった彼女が初めて感情的になったのだ。

というか便宜上「面接」と言っていたが、志望理由みたいなことはなんにも聞かれていない。
単に仕事の説明を受けて終わったって感じだ。

それに派遣会社とその空港会社の間で温度差があるようにも感じた。
俺の面接の時に立ち会ってくれた派遣会社の人、普段からそこで働いてるらしい。
でも事務所内で他の空港会社の人から何も話しかけられていなかったし、他の職員からも気にかけられてる様子は無かった。
本人は「全員知り合いですよ」と言っていたが…。

派遣会社の人達に案内して貰って空港の中の様子を見たのだが、その時も空港の人は全く相手にしなかった。
立場が低いのかな、という感じだ。

特にその女性からはもろに見下してる様な雰囲気を感じた。

ただ、派遣会社の人には結構世話になった。
その人は俺が落ちた時も電話をくれたのだが「今回はお力になれずすみません」と本当に親身になってくれた。
それに俺が地元からわざわざ都内に職場見学に行くときも、「わざわざ遠くまで来る予定を入れて貰ってキャンセルになったら申し訳ない」と非常に丁寧に言ってくれた。

その派遣会社の人も間に入って折衷役みたいな事をして、結構苦労してるのかな、と思う。
履歴書は幼稚だと思ったけどその人の人柄は良かった。

いいなと思ったら応援しよう!