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風が吹くことは知っていた【3行日記】
門柱に羽化した何かの小さな蛹(抜け殻)がくっついていて、触れると粉々になり、最近、午後になると吹き始める木枯らしのような風に持っていかれてしまった。儚いな〜と感傷に浸りながらまた目をやると
さなぎを支えていた糸の命綱だけが留まってまだ風に耐えている。虫は羽化する前からこの風を知っていたのだろうか?と、また、感傷に浸る秋の午後。
門柱に羽化した何かの小さな蛹(抜け殻)がくっついていて、触れると粉々になり、最近、午後になると吹き始める木枯らしのような風に持っていかれてしまった。儚いな〜と感傷に浸りながらまた目をやると
さなぎを支えていた糸の命綱だけが留まってまだ風に耐えている。虫は羽化する前からこの風を知っていたのだろうか?と、また、感傷に浸る秋の午後。