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犯罪が無処罰のままであること。

内戦中の人道に対する様々な犯罪が、裁判で裁かれることなく、放置されてきたコロンビアの歴史をまとめた映画『Impunity』🎬

60年間の紛争では、22万人の死者、800万人の犠牲者が出ている。(統計データによって、ここら辺の数字はまちまち。とにかく失踪者も多いので、犠牲・影響を受けてる人が国中にいるということ)

ゲリラの指導者が犠牲者の家族(男性や男児が誘拐・殺害されるケースが大半だったちめ、来場者は残された女性たち)に対して、オンラインミーティングで謝罪するシーンでは、(東京裁判と同じように)自分たちは紛争下で指令のもとに活動していた、と語ったり、虐殺を行った経緯や人数、遺体を埋めた場所など、全て記憶が曖昧だと言って、犠牲者は怒りと落胆に溢れてて、復讐心よりは絶望感。

ゲリラの幹部は国際的な麻薬取引にも関わってるから、米国に強制移送されてしまうことも、国際司法裁判所の見解では、国際的に罰することが望ましいというけれど、外交のパワーバランスも関係していたり、紛争の中身だけではなく、犯罪も複雑ゆえに、前例をみない司法システムが必要とされてる。

だから、コロンビアは最新の平和構築プロセスだ、と言われてるけれど、それを喜ぶのは学者だけで、十分に予算もないし、実行体制が現政権の下では建てにくいことも、平和構築が進まない要因。

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