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小雨が降るSantiago de Compostelaを経て、嵐に備えて激安エアビーに宿泊(2023年11月1日)
こんにちは、車でユーラシア大陸を横断してアフリカを目指しているまよりこです。
これまでの経路などはこちらに記しています。
2023/11/1 Otur, Spain→Santiago de Compostela→Vigo
今日は夜から嵐の予定なので、早めに行動して昨日予約してみたエアビーの宿に泊まります。
図らずも何泊もしてしまったOturを出発し、まずはサンティアゴ巡礼で有名なSantiago de Compostelaに向かいます。
あまり巡礼には興味がないものの、多くの人々が時間と体力をかけて目指す地はどんなものか一目見てみたい。
そして達成感に包まれた巡礼者たちの顔を眺めてみたいと思い、立ち寄ってみることに。
嵐の前であることを感じさせる薄気味悪い風と、しとしとと雨が降る中、車を旧市街のすぐ外の駐車場に停めて歩いてみます。
今日は諸聖人の日という、スペインのお盆にあたる祝日らしく、駐車場はただでした。
祝日で雨にも関わらず、観光客や巡礼を終えたと思われる人たちが意外とたくさんいます。
旧市街の狭い道を進むと、荘厳な姿をしたサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂が見えてきました。
たくさんの巡礼者を周りや中で見かけましたが、皆思い切り気持ちを表に出した喜んだり笑ったりというよりは、各々が持つ巡礼への思いに浸りながら、静かに達成感に浸っているような表情をしていて、非常に印象でした。
連日続く雨と嵐を経てこの地に辿り着いたという事実や、神秘的なこの町と大聖堂の雰囲気も、そうした巡礼者たちの反応や表情に繋がっているのかもしれません。
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お昼はピンしておいたお店が祝日だったからかお休みだったので、適当に大聖堂近くのお店に入りました。
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嵐が来ないうちに、移動して予約しておいたエアビーに向かいます。
かなり風が強まってきました!
たどり着いたのは、Vigoというスペイン最大の港町の丘の上にあるお家でした。
セルフチェックインで鍵をゲットして部屋には入れたのですが、嵐の中、人の気配がなくて、怖い。
お家はかなり古い大きいお屋敷で、8部屋くらいエアビー用に貸し出しているようなのですが、どこにも電気がついておらず、一室だけ変なテレビの音が聞こえる部屋があります。
そして、トラブル発生。
部屋には入れたのですが、駐車場のゲートがどうにもこうにも開きません。
エアビーを通してホストに何回も連絡してみますが、言われたとおりにしても全然開かないし、ホストからの返信も遅くて困ってしまいました。
防犯のため車をゲートの外に置きっぱなしにするのも怖かったので、しばらく車内で待っているうちにどんどん風が強く冷たくなってきて、さてどうしようかと思っていたところ。
誰かいなかなとまた私が家の中に入ると、先ほど不気味なTVの音がしていた部屋から中年男性が出てきました。
スペイン語しか話せないようなのですが、私のつたないスペイン語とGoogle翻訳で助けを求めたところ、ホストに電話してくれました。
どうやら駐車場の自動ゲートは壊れているようで、ホストはそれに気づいていなかったよう。
おじさんが自動ゲートのモーターの写真をホストに送ってくれたりしながら、ようやく開けることができました!
体が冷え切っていたので、Gracias, Sénior!を連呼してましたw
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お部屋はかなり古いけど、広くて清潔でとってもいい感じ。
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温かい部屋にようやく入れて少しほっとして休んでいたところ、先ほど助けてくれたおじさんが部屋にやってきました。
「今日は僕の誕生日なんだ。ケーキ食べてよ!」
とおすそ分けしてくれて、なんだか温かい気持ちになった夜でした。
¡Feliz cumpleaños, Sénior!
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夜になるといよいよ嵐がやってきました。
古いお家なのでガタガタ窓が音を立てて揺れますw
車だともっと怖かったと思うので、エアビー取ってよかった。