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セネガル最終日。奴隷が輸出されたゴレ島とコートジボワール料理屋へ(2023年12月12日)

こんにちは、車でユーラシア大陸を横断してアフリカを目指しているまよりこです。
これまでの経路などはこちらに記しています。

2023/12/12 Dakar, Senegal→Island of Gorée→Dakar

7時過ぎ、ホテルの人にそろそろホテルの客が出入りするから出て行ってと起こされました。誰も泊っている気配はなかったけど・・・。

今日はアフリカで絶対に行きたいと思っていたゴレ島に行きます!
悲しい奴隷貿易の過去をもつ世界遺産です。

朝から、ビスコという名の素朴な味のビスケットを食べてエネルギーチャージ。

朝からダカール名物の渋滞です。なかなか進まないなぁ。
余裕をもって出てきたので焦らず行こう!

港の横にある駐車場に車を止めました。
隣に止まった私たちの車より一回り大きいフランスナンバーの車から、小さい子供3人を乗せたファミリーが出てきました。
家族5人でフランスからここまで旅してきたのか、強者だなぁ。

駐車場

チケットを買って待合室へ。
一人5,200 CFA+500CFA(フェリー料金+観光税)。

待合室で、何回かゴレ島のフレンドリーな住民に話しかけられたのですが、みんな同じセリフのパターンでした。
「私ゴレ島に住んでいるの、ゴレ島へ来てくれて嬉しいわ」→最後に「じゃあ、後で私のショップに来てね!」

待合室は観光客でいっぱい。
アフリカに入って久しぶりにこんなに観光客を見ました。
10時の便は少し遅れて10時半に出発。

船に乗っている時、木の枝で歯磨きしてる男性がいました。
お~初めて見た。どれくらいきれいに磨けるものなんだろう?
その後も何度か見かけました。

島が見えてきました~

町の裏路地の雰囲気とカラフルな街並みが気に入りました。
ゆったりとした時間が流れている。

メインの観光スポット「奴隷の家」に到着。
15-19世紀に多くの奴隷が集められ、アメリカ大陸へ“輸出”されていったと言われています。
送られた奴隷の数としては正確には他の拠点に比べて多くはないようなのですが、奴隷貿易の負の遺産として象徴的な訪問スポットとなっているようです。

当時、二階は白人が居住地として使い、一階に多くの奴隷が収容されていたそう。

中には「Door of No Return(引き返せない/帰らざる扉)」と呼ばれている扉があります。
奴隷はこの扉を出たら最後。故郷のアフリカへは二度と戻れなかったと言われているそう。

実際にここから船に載せられたのか賛否両論あるようですが、本当だとしたら、当時のアフリカの人々はどんな気持ちでこの扉を通ったのだろうかと想像せずにはいられません。

最終日にここに来て、ちょっと考えてしまった。

奴隷の家を出て、島を少しだけ散策。

鮮やかなアート作品がたくさん売られていました
病院
ちょっとした食料を売ってるお店。この島はスーパーはたぶんないのかな
船着き場近くにはカフェ・レストランが並んでます

もっとゆっくりしても良いと思ってたのですが、暑くて少し疲れてしまったので奴隷の家だけささっと見て12時頃の便で帰りました。

船では中国人の団体観光客が、セネガルの楽器を売っている男性を相手に、楽しそうに値切って交渉していました。
商売上手な中国人らしいなと思って、私は楽しく拝見させてもらいました。

また渋滞にはまりながら、ゆっくり進みます。
靴の積み方すごい。

日本に帰る前にコートジボワール料理が食べてみたくて、目星をつけていたレストランに行ってみます。

適当にジュースを頼んだら出てきたのはハイビスカスジュース
先日ピンクレイクで飲んだものと違って、ライムが効いていておいしい。

注文していた料理が来ました!
セネガル料理とはまた全然違って、食べるのが楽しみです。

こちらは「ソースグレン」
直訳は「種子のソース」で、アブラヤシの種子のことです。
ヤシの実を煮て、杵でつぶし、漉し、その中にお肉などを煮込んだ料理。
見た目は完全にシチューです!

癖はそこまでなくて美味しいけれど、味が超濃厚で油ギトギト系。
毎日は食べれない味です。

一緒についてくるのがこのまん丸もちもちで可愛い、卵パンのような料理
バナナの「フトゥ」。
バナナと、ヤムイモやキャッサバイモなどを蒸して杵でついて、丸くお餅状にまるめたものみたいです。
コートジボワールで主要な主食の一つ。

食べてみると、ムチムチ・ねっちょりしていて、口の上に引っ付きます。
あまり味はついていなくて、ソースグレンと合います。

周りの食べ方を見てみると、手でフトゥをちぎって、その手でソースグレンをすくって食べていました。食べ方がみんな上手。

バナナの焼いたのもついてきました。

もう一つ注文したのが「アチェケ」
キャッサバをお米のように粒状にして発酵させて炊いたものだそう。
別のお皿に、魚のフライと、酸味のあるあっさり系の玉ねぎのソースと、チリと味噌を混ぜたようなピリ辛ソースがついてきました。

ソースグレンよりもこちらの料理が気に入りました!
お米+魚の組み合わせに慣れている日本人は絶対気に入ると思います。
東京で食べれるお店ないかな。

アチェケも周りの人は手で器用に食べていました。

全部で7,000CFA。このクオリティなら大満足でした。

さあ、最後にセネガルでやりたいと思っていたことも終えて、いよいよ旅が終わりに近づいてきました。

これでやり残したことはないだろうか。


明日は朝一の便で日本に帰るので、空港駐車場で寝ることに。
空港に向かおうとダカールを出ようとすると、警察につかまって1時間以上足止めをくらてしまい、疲れました。。。

さあ、ブレーズ・ジャーニュ国際空港(DSS)に到着しました!

明日の動線を確認するために入ってみると、なんとエアコンが入っている
久しぶりに涼しい建物に入って文明に帰ってきた感じが。

空港でビールを飲んでいると、船の修理の仕事をしていてなんと日帰りで出張に来たというオランダ人に話しかけられました。
そんな形でダカールに来る人もいるんだなぁ。

まだ帰る実感がありません。
車中泊も最終日
です、おやすみなさい。

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