2ndアルバム「Mr.Concept(仮)」

ただいま2ndアルバム「Mr.Concept(仮)」を制作中。今回はボカロではなく生声で全7曲(内インスト1曲)のコンセプトアルバムとなる。まだ発売日、配信日は決まってないが、おそらく数ヶ月以内には…!なお、前回の記事で書いた2ndボカロアルバムはこれに伴いお蔵入りとなった。本日はMr.Conceptのセルフライナーノーツを書かせていただく。

Scene1:宴の朝 -inst-

西洋の港町で朝流れてそうなさわやかな楽曲。インスト曲であり2曲目の長い演奏ともいえる。弦楽器のハーモニーが心地よい。そこに笛とハンズクラップで陽気なリズムが乗っかる。思わず踊り出したくなる楽曲。

Scene2:i-my-me-mine

ハッピーバースデー!自分!誕生日に“君”と会えるなんてすごい幸せだ!祝杯をあげよう!そんな心情を歌う。誕生日に“君”に会いに行くために準備をしながら心はうっきうき、そんな様子を歌ったさわやかな楽曲。

Scene3:交差点

場面は変わり“君”のいる交差点の様子を歌う。待ち合わせを前に赤信号の交差点で焦る“君”の様子が映し出される。いろんな人がいる。赤信号でも走って行ってしまう人、青信号が点滅しても渡ってしまう人。そして“君”のような信号を律儀に守る人。そんないろんな事情や性格の入り交じる交差点はテンポも拍子もところどころ切り替わる。エッジの効いたギターとともに。

Scene4:BLACKMARKET STREET

路地裏では闇市が開かれている。それは比喩か。とにかくあまり触れたくない世界であり、誤ってもそこに足を踏み入れたくはない。悪に手を染める人の視点で描かれる。そこに予定外の訪問客が訪れる。メロディも低めで全体的にダークな楽曲。

Scene5:フロムホームトゥホーム

全体的にイレギュラーな楽曲が並ぶこのアルバムで唯一の温かくシンプルなアコースティックソング。リードトラックとなる予定。家から駅へ、駅から次の駅へ。ホームからホームへ。待ち合わせ場所へと移動する場面を描いた。駅までの景色、車窓からの景色、それらに思いを馳せ、“君”の元へ。散歩しながら聴きたい楽曲。

Scene6:yours

“君”の握っていたであろうプレゼントを目の前に涙が止まらない。電車内のニュースのプッシュ通知。待ち合わせ場所付近での事件。まさかまさかと急いできたのに。そんなやり場のない思いや焦り、現実として受け入れられない心情を描く。Iもmyもmeもmineもこの世には存在するけど、youもyourも今となってはもう存在していない。残ったのはyoursだけ。ちょっぴり恥ずかしいポエトリーリーディングも織り交ぜながら、サビは駆け抜けて、最後にはやはり喪失感が訪れる。感情的な楽曲。

ED:幻想

エンディングソングとして唯一5~6年前に作ってそのままになっていた曲を再レコーディングして収めることにした。バンドメンバーの評価も高かった一曲。当時はアルバムの曲順を考えながら作曲する癖があって、アルバムに出来そうなら個人的にアルバムにしていたが、この楽曲はそのスタイルをやめてしまったため、何にも入っていなかった。ここに来てちゃんと配信される楽曲になるとは。この曲は「Mr.Concept(仮)」のストーリーに奇跡的に一致するテーマがあり、曲調もアルバムの世界観を崩すことがないということ、また久々にこの曲を聴いて、お蔵入りにするのはもったいないと思ったことから収録することにした。歌うのがとても難しい曲なので、今までだったら配信対象にはしていなかったのだけれど、今回のアルバムは歌のレベルとか、曲のレベルについては一切考えず、自分がやりたいことをやろう、というのも一つのコンセプトなので、思い切ることにした。満を持してみたいな書き方をしたけど、実はニコニコ動画で公開している時期はあった。そんなに見られてないけど笑

おわりに

ってことでまたアルバム出す予定です!買って!とは言わないから、サブスクの音楽聞き放題のサービスとか契約してたら是非聴いてみていただけると嬉しいです!また発売の時期とか決まったらnoteやtwitterやyoutubeで告知する予定。ではまた!

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