第14話「決意はいつも孤独の中で」
「危ない!」
ソラは駆け出した。こんなに速く走れたんだと自分でも驚いた。
「いってー」
チカはソラの上に落ちた。
「ソラ大丈夫?」
ミナミとミノルが駆け寄る。
「2階から飛び降りるなんて、死んだらどーすんのよ!?」
ミナミが声を荒げるとソラの上からどきながらチカはずれていたメガネを直した。そして、すぐに目の前にいる人物が小学校でずっと同じクラスだった暖姉弟だということに気が付いた。
「だ、だだだだん!さん?」
チカは頬を染めたがメガネと前髪で隠れて見えなかった。
「き、君たちさっき家に来たよね?どうして?」
ミナミがすかさず答える。
「ソラはクラス委員長だから様子を見に来るようにマコト先生に言われて仕方なくきたのよ。」
「そっか。君も大変だね。」
思いのほか元気そうなチカに驚きソラが訪ねる。
「さっき家に行ったら誰にも会わないって断られたのに。一体どうなってるんだ?」
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